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こころ-や・る 【心やる】 (動ラ四)🔗🔉

こころ-や・る 【心やる】 (動ラ四) 〔「心得ある」の転。多く命令形「心やれ」の形で用いる〕 心得る。承知する。「惣じてようお―・れ/狂言・鱸庖丁」

こころ-ゆかし [5] 【心行かし】🔗🔉

こころ-ゆかし [5] 【心行かし】 気晴らし。慰め。心ゆかせ。「目を惹くほどの―もなく/ふところ日記(眉山)」

こころ-ゆか・し 【心床し】 (形シク)🔗🔉

こころ-ゆか・し 【心床し】 (形シク) なんとなく心が引かれるようだ。奥ゆかしい。「如何なる人やらん,―・しと問ひ給へば/浄瑠璃・信州川中島」

こころ-ゆかせ [5] 【心行かせ】🔗🔉

こころ-ゆかせ [5] 【心行かせ】 「心行かし」に同じ。

こころ-ゆき [0] 【心行き】🔗🔉

こころ-ゆき [0] 【心行き】 (1)心の向く方向。心の持ち方。 (2)気持ちが晴れること。満足すること。「思ふ事なく―増して/狭衣 1」 (3)談林俳諧で,前句のことばと付句のことばとの間に相応ずる呼吸・あんばいをいう語。

こころ-ゆ・く [0][4] 【心行く】 (動カ五[四])🔗🔉

こころ-ゆ・く [0][4] 【心行く】 (動カ五[四]) 十分に満足して,気が晴れ晴れとする。現代語では多く連体形を用いる。「―・くばかり大声で歌った」「―・くまで遊んだ」「おのおの―・きたる気色なるに/源氏(総角)」

こころ-よ・い [4] 【快い・心良い】 (形)[文]ク こころよ・し🔗🔉

こころ-よ・い [4] 【快い・心良い】 (形)[文]ク こころよ・し (1)心にさわやかに感じられる。気持ちよい。「―・いリズム」「―・い雰囲気」 (2)体に気持ちよく感じられるさま。快感がある。ここちよい。「―・い眠り」「潮風が肌に―・い」 (3)いやな気持ちを持たない。好ましいと思う。「―・くひきうける」 (4)心がきれいだ。気立てがよい。お人よしだ。《心良》「―・く,かいそめたる者に女君も思したれど/源氏(玉鬘)」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

こころ-より [3][2] 【心より】 (副)🔗🔉

こころ-より [3][2] 【心より】 (副) (1)心の底から。心から。「―御礼申し上げます」 (2)自分の心で。自発的に。「秋はただ―おく夕露を/新古今(秋上)」

大辞林 ページ 144190