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こ・す [1] 【鼓す】🔗🔉

こ・す [1] 【鼓す】 ■一■ (動サ五) 〔サ変動詞「鼓する」の五段化〕 気分をふるいたたす。「勇を―・す」 ■二■ (動サ変) ⇒こする

こ・す 【遣す】 (動サ四)🔗🔉

こ・す 【遣す】 (動サ四) よこす。おこす。「筑紫より来たる人にすだれがはを乞ふを,今々とて―・さねば/兼澄集」

こ・す 【居す】 (動サ変)🔗🔉

こ・す 【居す】 (動サ変) ある場所・地位にいる。「栄耀門戸に余るのみならず,執事の職に―・して/太平記 37」

こ・す 【挙す】 (動サ変)🔗🔉

こ・す 【挙す】 (動サ変) 「きょす(挙)」に同じ。「人材を―・す」

こ・す 【痼す】 (動サ変)🔗🔉

こ・す 【痼す】 (動サ変) 長い間病気する。痼疾となる。「一片の痛恨深く―・して/不如帰(蘆花)」

こ・す 【錮す】 (動サ変)🔗🔉

こ・す 【錮す】 (動サ変) 一室にとじこめて,外出などの自由を奪う。禁錮する。「獄丁の手に―・せられて/思出の記(蘆花)」

こ・す 【瞽す】 (動サ変)🔗🔉

こ・す 【瞽す】 (動サ変) 目が見えなくなる。盲目となる。「両目―・して物を視ること能はず/西国立志編(正直)」

こす (助動)(こせ・○・こす・○・○・こせ)🔗🔉

こす (助動)(こせ・○・こす・○・○・こせ) 〔動詞「遣(オコ)す」と同源か〕 動詞の連用形に付いて,他に対してあつらえ望む意を表す。「霞立つ春日の里の梅の花山のあらしに散り〈こす〉なゆめ/万葉 1437」「ゆく蛍雲のうへまでいぬべくは秋風吹くと雁に告げ〈こせ〉/伊勢 45」 〔命令形の「こせ」は平安時代になって見られる。なお,「うぐひすの待ちかてにせし梅の花散らずあり〈こそ〉思ふ児がため/万葉 845」などに見られる,上代の終助詞「こそ」を助動詞「こす」の命令形とみる説もある〕

大辞林 ページ 144271