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こと-ずくな 【事少な】 (形動ナリ)🔗🔉

こと-ずくな 【事少な】 (形動ナリ) 用事が少ないさま。「―にもありしかば/蜻蛉(下)」

こと-そ・ぐ 【事殺ぐ】 (動ガ四)🔗🔉

こと-そ・ぐ 【事殺ぐ】 (動ガ四) 物事を簡略にする。質素にする。「建てたる寝殿の―・ぎたるさまも/源氏(松風)」

こと-だ 【事だ】 (連語)🔗🔉

こと-だ 【事だ】 (連語) 大変だ。「先生に知れたら―」 →事(1)

こと-だ・つ 【事立つ】 (動タ四)🔗🔉

こと-だ・つ 【事立つ】 (動タ四) 平常と違ったことをする。「む月なれば―・つとて,大御酒(オオミキ)たまひけり/伊勢 85」

こと-だ・つ 【言立つ】 (動タ下二)🔗🔉

こと-だ・つ 【言立つ】 (動タ下二) はっきりと言葉に出して言う。言葉に出して誓う。「大君の辺にこそ死なめ顧みはせじと―・て/万葉 4094」

こと-だて 【言立て】🔗🔉

こと-だて 【言立て】 はっきり言葉に表すこと。誓いを立てること。「世の人の立つる―/万葉 4106」

こと-だま [0] 【言霊】🔗🔉

こと-だま [0] 【言霊】 言葉にあると信じられた呪力。

ことだま-のさきわう-くに ―サキハフ― 【言霊の幸ふ国】🔗🔉

ことだま-のさきわう-くに ―サキハフ― 【言霊の幸ふ国】 言語の呪力によって,幸福がもたらされている国。「そらみつ大和の国は…―と語り継ぎ言ひ継がひけり/万葉 894」

ことだまのしるべ 【言霊指南】🔗🔉

ことだまのしるべ 【言霊指南】 語学書。二編三冊。黒沢翁満(オキナマロ)著。1852〜56年刊。活用・係り結び・仮名遣い・「てにをは」などについて,本居宣長・春庭の説を補訂を加えつつ論じたもの。

こと-た・りる [0][4] 【事足りる】 (動ラ上一)🔗🔉

こと-た・りる [0][4] 【事足りる】 (動ラ上一) 〔四段活用の「ことたる(事足)」が上一段化したもの〕 不足がなく,十分用がたりる。十分まにあう。 ⇔事欠く 「これだけあれば一か月の生活費には―・りる」

こと-た・る 【事足る】 (動ラ四)🔗🔉

こと-た・る 【事足る】 (動ラ四) 「ことたりる(事足)」に同じ。「―・りなんとて,心よく数献に及びて/徒然 215」 〔現代語でも,ときに,「それで―・れりとされては困る」などと用いられることがある〕

大辞林 ページ 144392