複数辞典一括検索+

こと-と 【事と】 (副)🔗🔉

こと-と 【事と】 (副) 〔名詞「こと」に助詞「と」が付いた語〕 (1)とりわけ。ことに。「このごろは―久しう見えず/蜻蛉(上)」 (2)すっかり。はっきりと。「つとめても―日高うなるまで御殿ごもり過ごしたるに/浜松中納言 4」

こととい コトトヒ 【言問】🔗🔉

こととい コトトヒ 【言問】 東京都墨田区向島,隅田川東岸辺りの旧地名。「伊勢物語」の「名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」の歌にちなむという。

こととい-だんご コトトヒ― [5] 【言問団子】🔗🔉

こととい-だんご コトトヒ― [5] 【言問団子】 東京都の言問橋辺りで売っている名物の団子。

こととい-ばし コトトヒ― 【言問橋】🔗🔉

こととい-ばし コトトヒ― 【言問橋】 隅田川に架かる橋。東京都台東区浅草と墨田区向島を結ぶ。

こと-どい ―ドヒ 【言問ひ】🔗🔉

こと-どい ―ドヒ 【言問ひ】 〔「こととい」とも〕 たずね問うこと。親しく話をすること。「ただ今夜(コヨイ)逢ひたる児らに―もいまだせずしてさ夜そ明けにける/万葉 2060」

こと-と・う ―トフ 【言問ふ・事問ふ】 (動ハ四)🔗🔉

こと-と・う ―トフ 【言問ふ・事問ふ】 (動ハ四) 〔「ことどう」とも〕 (1)ものを言う。話をする。「―・はぬ木にはありとも/万葉 82」 (2)ものを言いかける。尋ねる。「名にし負はばいざ―・はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと/伊勢 9」 (3)訪れる。訪問する。「わづかに―・ふものとては,峯に木づたふ猿のこゑ/平家(灌頂)」 (4)男女が言い交わす。「我が妻に人も―・へ/万葉 1759」

こと-とがめ 【言咎め】🔗🔉

こと-とがめ 【言咎め】 言いとがめること。問責。「人の見て―せぬ夢にだに止まず見えこそ/万葉 2958」

こと-とき 【異時】🔗🔉

こと-とき 【異時】 ほかの時。別の時。「よし,―は知らず,今宵(コヨイ)は詠め/枕草子 99」

こと-どころ 【異所】🔗🔉

こと-どころ 【異所】 (1)ほかの所。よそ。「あやしく―に似ず,ゆほびかなる所に侍る/源氏(若紫)」 (2)よその国。外国。異国。「―のものなれど,鸚鵡(オウム)いとあはれなり/枕草子 41」

こと-と・し 【言疾し】 (形ク)🔗🔉

こと-と・し 【言疾し】 (形ク) うわさがひどい。人の口がやかましい。「―・くは中は淀ませ水(ミ)無し川/万葉 2712」

大辞林 ページ 144394