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こと-とて 【事とて】 (連語)🔗🔉

こと-とて 【事とて】 (連語) 〔名詞「こと」に接続助詞「とて」の付いたもの〕 活用語の連体形や助詞「の」に接続する。 (1)理由や根拠を表す。…のことなので,それだけ。「まだ幼稚園にも行っていない孫の―,世話がやけて仕方がない」 (2)逆接の条件を表す。…ではあるが,しかし。「知らぬ―,大変失礼致しました」

こと-どもり 【言吃り】🔗🔉

こと-どもり 【言吃り】 どもること。また,その人。「すこし―する人の,いみじうつくろひ/枕草子 90」

こと-とり 【事執り】🔗🔉

こと-とり 【事執り】 万事をとりしきること。また,その人。「心地よげなるもの…傀儡(クグツ)の―/枕草子 80」 →部領(コトリ)

こと-どり [2] 【琴鳥】🔗🔉

こと-どり [2] 【琴鳥】 スズメ目コトドリ科の鳥。全長約1メートルで,スズメ目では最大。羽色は全体に茶色。雄の尾は70センチメートルに及び,形が西洋古代の竪琴(タテゴト)に似る。森林の地上で生活し,他の鳥の鳴き声や物音を巧みにまねる。雄はテリトリーの中に直径1メートルほどの踊り場をいくつも作り,誇示行動を行う。オーストラリア東部に二種が分布。オーストラリアの国鳥。 琴鳥 [図]

ことなかれ-しゅぎ [6] 【事勿れ主義】🔗🔉

ことなかれ-しゅぎ [6] 【事勿れ主義】 他との摩擦を避け,とにかく平穏無事に過ごそうとする消極的な態度。

こと-な・し 【事無し】 (形ク)🔗🔉

こと-な・し 【事無し】 (形ク) (1)無事である。変わったことがない。「我(ア)がために妹(イモ)も―・く妹がため我も―・く/万葉 534」 (2)大したことがない。なんの苦労もない。わけない。「わづらはしかりつる事は―・くて/徒然 189」

事なきを得る🔗🔉

事なきを得る ⇒「事」の句項目

こと-な・し 【殊無し】 (形ク)🔗🔉

こと-な・し 【殊無し】 (形ク) この上ない。格別である。「力つき,容貌なども―・きうちにも/宇津保(初秋)」

大辞林 ページ 144395