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こと-ゆ・く 【事行く】 (動カ四)🔗🔉

こと-ゆ・く 【事行く】 (動カ四) (1)物事がうまくいく。らちがあく。「心よりは―・かずなむ,思う給へられしを/源氏(絵合)」 (2)納得できる。わけが分かる。「かくつきなきことを仰せ給ふことと,―・かぬものゆゑ/竹取」

こと-よう ―ヤウ [0] 【異様】 (名・形動ナリ)🔗🔉

こと-よう ―ヤウ [0] 【異様】 (名・形動ナリ) 普通と違っていること。変わっていること。また,そのさま。「風俗の―なるは,人情の―なるを示す/当世書生気質(逍遥)」「昔より,―なる心ばへ侍りし身にて/源氏(浮舟)」

こと-ようか ―ヤウカ [3] 【事八日】🔗🔉

こと-ようか ―ヤウカ [3] 【事八日】 陰暦二月八日のお事始めと一二月八日のお事納めの称。全国的に針供養を行うほか,東日本では一つ目小僧や厄神が訪れるという伝承があり,目籠(メカゴ)やニンニクなどを庭先に置いて妖怪の到来を防ぐ風習がある。かつては厳重な物忌をすべき日であった。八日節供。八日吹き。 →お事納め →お事始め

こと-よさ・す 【事寄さす・言寄さす】 (動サ四)🔗🔉

こと-よさ・す 【事寄さす・言寄さす】 (動サ四) 〔「ことよす」の尊敬語〕 御委任になる。「大山守命(オオヤマモリノミコト)に―・して山川林野を掌らしむ/日本書紀(応神訓)」

こと-よ・し 【言好し】 (形ク)🔗🔉

こと-よ・し 【言好し】 (形ク) 言葉が巧みだ。口がうまい。「かかる方に―・きも,心づきなくおぼえ給へど/源氏(宿木)」

ことよせ-づま 【言縁せ妻】🔗🔉

ことよせ-づま 【言縁せ妻】 自分の妻だとうわさされている女。「里人の―を荒垣のよそにや我(ア)が見む/万葉 2562」 〔後世「言寄せ妻(=言イ寄ッタ女)」と解された〕

こと-よ・せる [0][4] 【言寄せる・事寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二ことよ・す🔗🔉

こと-よ・せる [0][4] 【言寄せる・事寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二ことよ・す (1)口実にする。かこつける。「仕事に―・せて外出する」 (2)ことづけをする。伝言する。「忍びあまり天の川瀬に―・せむせめては秋を忘れだにすな/新古今(恋二)」 (3)言葉によって助力する。「天地(アメツチ)の神―・せて/万葉 546」 (4)うわさを立てる。「君が手取らば―・せむかも/万葉 1109」

大辞林 ページ 144409