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こぼれ-だね [4] 【零れ種】🔗🔉

こぼれ-だね [4] 【零れ種】 (1)地面にこぼれ落ちた種。 (2)おとしだね。落胤。

こぼれ-ばなし [4] 【零れ話】🔗🔉

こぼれ-ばなし [4] 【零れ話】 事柄の本筋からは外れているが,ちょっと心を引かれる話。余話。余聞。

こぼれ-まつば [4] 【零れ松葉】🔗🔉

こぼれ-まつば [4] 【零れ松葉】 落ち散った松葉。また,松葉を散らした模様。

こぼれ-もの [0] 【零れ物】🔗🔉

こぼれ-もの [0] 【零れ物】 (1)こぼれたもの。また,残りもの。 (2)こぼれやすいもの。液体や,水分の多いもの。

こぼれ-お・ちる [5] 【零れ落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 こぼれお・つ🔗🔉

こぼれ-お・ちる [5] 【零れ落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 こぼれお・つ (1)容器の中の液体・粉末・粒状の物が外に出て下に落ちる。「自然に―・ちた種から芽が出る」 (2)葉や花が散って落ちる。「風に吹かれて花びらが―・ちる」 (3)気持ちが表情や態度に表れ出る。「裾まで愛敬の―・ちたるやうに見ゆる/源氏(竹河)」 (4)それまでついていた者がついて来なくなる。「天下の武士みな―・ちて付き順ひまゐらせんずらん/太平記 37」 (5)落馬する。「成澄も―・ちて/保元(中)」

こぼ・れる [3] 【毀れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 こぼ・る🔗🔉

こぼ・れる [3] 【毀れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 こぼ・る 〔古くは「こほる」と清音〕 (1)欠け損じる。「包丁の刃が―・れる」「櫛(クシ)の歯が―・れる」 (2)こわれる。「―・れたる蔀(シトミ)のもとに/宇津保(俊蔭)」

こぼ・れる [3] 【零れる・溢れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 こぼ・る🔗🔉

こぼ・れる [3] 【零れる・溢れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 こぼ・る (1)液体が容器から出て外へ落ちる。また,中に入っているべきものが外に出る。「コップの水が―・れる」「球がグローブから―・れる」「自然に―・れた種が芽を出す」 (2)抑え切れなくて,外に表れる。「くやし涙が―・れる」「色気が―・れる」「―・れんばかりの笑み」 (3)普通は何かにおおわれて見えないものが,ちらりと見える。「枝の間から秋の陽(ヒ)が―・れる」「笑うと白い歯が―・れる」 (4)あふれて外へ出る。「車に乗り―・れて/宇治拾遺 11」 〔「こぼす」に対する自動詞〕

大辞林 ページ 144485