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「さ」の濁音の仮名。歯茎破擦音(または歯茎摩擦音)の有声子音と後舌の広母音とから成る音節。

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〔打ち消しの助動詞「ず」に係助詞「は」の付いた「ずは」の転〕 打ち消しの仮定を表す。…なければ。ざあ。「行か―なるまい」「さびたらばとが―なるまいが/狂言・連歌毘沙門」「見めもよいが,かたちもよいが,人だに振ら―,なほよかるらう/閑吟集」 〔現代語では「…ざ…まい」などの言い方に限られる〕

ざ 【座】🔗🔉

【座】 ■一■ [0] (名) (1)会合などですわったりこしかけたりする場所。座席。「―に着く」「上手(カミテ)に―を占める」 (2)集会や宴会などの雰囲気。「―が持たない」「―を持たせる」 (3)地位。「妻の―」「大関の―を守る」 (4)鎌倉・室町時代,朝廷・貴族・社寺などの保護を受け,座役を納める代わりに特定の商品の販売・製造や芸能の上演などの独占権をもっていた商工民や芸能団体の同業組合。「絹―」「大和四―」 (5)江戸時代(ア)貨幣や特殊な免許品を製造・専売した場所。「金―」「銀―」「枡(マス)―」(イ)歌舞伎・人形浄瑠璃などの興行権の表象。「佐渡島―」「桐―」 ■二■ (接尾) 名詞に付く。 (1)劇場・映画館などの名に添える。「歌舞伎―」「スカラ―」 (2)劇団などの名に添える。「文学―」「俳優―」 (3)星座の名に添える。「大熊―」「オリオン―」 (4)助数詞。(ア)祭神・仏像などを数えるときに用いる。「三―の仏像」(イ)里神楽(サトカグラ)などで,曲の数を数えるのに用いる。(ウ)劇場などの数を数えるのに用いる。「江戸三―」(エ)仏教で,連続して行われる教理の講義の回数を数えるのに用いる。「百―法談」(オ)神道で,祓(ハライ)の回数を数えるのに用いる。「七―の祓」(カ)高山を数えるのに用いる。「未登頂の一―」

大辞林 ページ 144678