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ざえ・す (動サ特活)🔗🔉

ざえ・す (動サ特活) 〔「ざんす」の転か〕 (1)「ある」の意の丁寧語。あります。ございます。「おめへさんにむしんが―・すは/洒落本・契情買言告鳥」 (2)(補助動詞) 補助動詞「ある」の丁寧語。であります。でございます。「今さらどふされなんすもので―・す/洒落本・契情買言告鳥」 〔活用は動詞「ざんす」に同じ〕

さえずり サヘヅリ [0][4] 【囀り】🔗🔉

さえずり サヘヅリ [0][4] 【囀り】 (1)鳥がさえずること。また,その声。特に,繁殖期に主として雄が発する特徴のある美しい鳴き声。[季]春。《―をこぼさじと抱く大樹かな/星野立子》 →地鳴き (2)騒々しくしゃべりたてること。「海士(アマ)の―,思し出でらる/源氏(松風)」 (3)鯨の舌のこと。

さえず・る サヘヅル [3] 【囀る】 (動ラ五[四])🔗🔉

さえず・る サヘヅル [3] 【囀る】 (動ラ五[四]) (1)小鳥が鳴く。「スズメが―・る」 (2)(女や子どもが)集まってぺちゃくちゃしゃべる。「端手(ハシタ)なく―・つて他愛もなく笑ふ/浮雲(四迷)」 (3)(田舎者・外国人などが)意味のわからない言葉をしゃべる。「あやしき海士(アマ)どもなどの…―・りあへるも,いとめづらかなれど/源氏(明石)」 [可能] さえずれる

さ-えだ 【小枝】🔗🔉

さ-えだ 【小枝】 (1)木の枝。また,小さい枝。こえだ。「常磐なる松の―を/万葉 4501」 (2)横笛の名器の名。平敦盛が所持していた「青葉の笛」がこれと同じ物という。「件の笛は…名をば―とぞ申しける/平家 9」

さえ-だに サヘ― (連語)🔗🔉

さえ-だに サヘ― (連語) 〔副助詞「さへ」に副助詞「だに」が付いたもの〕 さらにつけ加わる意を表す。…までも。「祈りくる風間と思ふをあやなくもかもめ―波と見ゆらむ/土左」

さ-えつ [0] 【査閲】 (名)スル🔗🔉

さ-えつ [0] 【査閲】 (名)スル (1)実地に調査して検閲すること。 (2)軍事教練の成績を実地に調べること。「―官」

さえない 【冴えない】 (連語)🔗🔉

さえない 【冴えない】 (連語) (1)暗く沈んでいる。「―ない顔」 (2)いま一つ物足りない感じである。満足できない様子だ。「―ない成績」 (3)魅力に乏しい。「―ない男」 (4)つまらない。おもしろくない。「―ない話だ」

大辞林 ページ 144809