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さねみきょうき ―キヤウ― 【実躬卿記】🔗⭐🔉
さねみきょうき ―キヤウ― 【実躬卿記】
鎌倉末期の公卿三条実躬の日記。七四巻。1283年から1307年までの記録で,両統分立時の政治状況を知る貴重な史料。先人記。愚林記。
さねもり 【実盛】🔗⭐🔉
さねもり 【実盛】
能の一。二番目物。世阿弥作。遊行(ユギヨウ)上人が実盛首洗池の辺りで回向していると,斎藤実盛の霊が現れ,白髪を染め錦の直垂(ヒタタレ)を着て出陣したが,奮戦むなしく手塚太郎に討たれたさまを物語る。
さねもり-おくり 【実盛送り】🔗⭐🔉
さねもり-おくり 【実盛送り】
虫送りの行事。非業の死を遂げた斎藤実盛が稲の害虫に化したという伝説に基づく。わらで人形を作り,鉦(カネ)・太鼓をたたき,囃子詞(ハヤシコトバ)を唱えつつ村境や川まで送り捨てる。実盛祭り。
→斎藤実盛
さねもり-ものがたり 【実盛物語】🔗⭐🔉
さねもり-ものがたり 【実盛物語】
人形浄瑠璃「源平布引滝(ゲンペイヌノビキノタキ)」の三段目「九郎助住家」の場の通称。
さの 【佐野】🔗⭐🔉
さの 【佐野】
(1)栃木県南部の市。もと佐野氏の城下町,日光例幣使街道の宿場町として発展。古くから佐野縮(チヂミ)の産地として知られ,縫製業が盛ん。近年,金属・機械工業が立地。
(2)群馬県高崎市の南東部の地名。謡曲「鉢木(ハチノキ)」の舞台で,その主人公佐野源左衛門の邸跡と伝える常世神社がある。
→佐野の船橋(フナハシ)
(3)和歌山県新宮市南端の地名。「佐野の渡(ワタリ)」(歌枕)で有名。狭野。「駒とめて袖打ちはらふかげもなし―の渡りの雪の夕暮/新古今(冬)」
さの 【佐野】🔗⭐🔉
さの 【佐野】
姓氏の一。
さの-しょうえき ―セウエキ 【佐野紹益】🔗⭐🔉
さの-しょうえき ―セウエキ 【佐野紹益】
⇒灰屋(ハイヤ)紹益
さの-じろざえもん ―ジロザ
モン 【佐野次郎左衛門】🔗⭐🔉
さの-じろざえもん ―ジロザ
モン 【佐野次郎左衛門】
江戸中期の下野(シモツケ)国佐野の農民。吉原の遊女八橋に通いつめたが愛想づかしをされ,八橋ほか大勢を斬殺した。これを脚色した歌舞伎に四世鶴屋南北作「杜若艶色紫(カキツバタイロモエドゾメ)」,三世河竹新七作「籠釣瓶花街酔醒(カゴツルベサトノエイザメ)」などがある。
モン 【佐野次郎左衛門】
江戸中期の下野(シモツケ)国佐野の農民。吉原の遊女八橋に通いつめたが愛想づかしをされ,八橋ほか大勢を斬殺した。これを脚色した歌舞伎に四世鶴屋南北作「杜若艶色紫(カキツバタイロモエドゾメ)」,三世河竹新七作「籠釣瓶花街酔醒(カゴツルベサトノエイザメ)」などがある。
大辞林 ページ 145045。