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さや-あて [0][4] 【鞘当て】🔗🔉

さや-あて [0][4] 【鞘当て】 (1)武士が道ですれ違ったとき,刀の鞘が当たったのをとがめ立てすること。さやとがめ。転じて,ちょっとしたことから生じたけんか。 (2)〔(3)から〕 一人の女性を,二人の男性が争うこと。「恋の―」 (3)歌舞伎の趣向の一。多く遊里を舞台に,一人の女を争っている二人の武士が刀の鞘を当てたことから争いになるもの。名古屋山三郎と不破伴左衛門のものが有名で「参会名護屋(サンカイナゴヤ)」以来,歌舞伎十八番「不破」の中心的趣向となっている。現在の形は四世鶴屋南北の「浮世柄比翼稲妻(ウキヨヅカヒヨクノイナズマ)」による。

さや-いんげん [3] 【莢隠元】🔗🔉

さや-いんげん [3] 【莢隠元】 未熟なうちに莢ごと食べるいんげんまめ。[季]秋。

さや-え ― [2] 【鞘絵】🔗🔉

さや-え [2] 【鞘絵】 刀の鞘に映して見る絵。横にひらたく描き,それを蝋(ロウ)塗りなどの鞘に映すと初めて,形の正しい絵に見えるもの。明和・安永(1764-1781)頃流行。

さや-えんどう ―ンドウ [3] 【莢豌豆】🔗🔉

さや-えんどうンドウ [3] 【莢豌豆】 未熟なうちに莢ごと食べるえんどうまめ。絹さや。[季]夏。

さや-か [1] 【明か・清か】 (形動)[文]ナリ🔗🔉

さや-か [1] 【明か・清か】 (形動)[文]ナリ (1)はっきりしているさま。明るいさま。「月は―に照り/武蔵野(独歩)」 (2)音の高く澄んださま。さえて聞こえるさま。「―な笛の音」「裾捌(スソサバキ)の音最(イト)―に/外科室(鏡花)」 [派生] ――さ(名)

さや-がた [2] 【紗綾形】🔗🔉

さや-がた [2] 【紗綾形】 模様の一。卍(マンジ)の形をくずして連続させた模様。紗綾に多く用いられた。 紗綾形 [図]

大辞林 ページ 145089