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さる-ぼお ―ボホ [0] 【猿頬】🔗🔉

さる-ぼお ―ボホ [0] 【猿頬】 (1)猿が食べ物を入れておくための,口の中の両側にある袋状の部分。ほおぶくろ。 (2)武具の名。ほおとあごをおおう鉄の面。 (3)海産の二枚貝。殻長5センチメートル内外。赤貝に似ている。東京湾以南の浅海の砂泥地にすむ。食用。 (4)片手桶(カタテオケ)の江戸での呼称。「そのくせ夏は―をつけて,随意(キママ)に汲ませる/滑稽本・浮世風呂 4」

さるぼお-てんじょう ―ボホ―ジヤウ [5] 【猿頬天井】🔗🔉

さるぼお-てんじょう ―ボホ―ジヤウ [5] 【猿頬天井】 猿頬面の竿縁(サオブチ)を使った天井。普通の竿縁天井より上等。

さるぼお-めん ―ボホ― [4][0] 【猿頬面】🔗🔉

さるぼお-めん ―ボホ― [4][0] 【猿頬面】 切り面の一。四五度以上の角度で面取りした断面が猿の頬の形のようになるもの。戸の桟や天井の竿縁などに用いる。えてぼお。 猿頬面 [図]

さる-ほど-に 【然る程に】 (接続)🔗🔉

さる-ほど-に 【然る程に】 (接続) (1)そうこうするうちに。やがて。「―げに世の中に許され給ひてみやこに帰り給ふ/源氏(蓬生)」 (2)文頭において話題を変える時に用いる語。さて。ところで。「―鬼界が島へ三人ながされたりし流人/平家 3」 (3)先行の事柄に対して感動をもっていう語。さてもさても。全く。「人の盗まぬものは出まするぞ。―憎い鼠めといへば/浮世草子・胸算用 1」

さるまじ 【然るまじ】 (連語)🔗🔉

さるまじ 【然るまじ】 (連語) 〔動詞「然(サ)り」の連体形に打ち消し推量の助動詞「まじ」の付いた語〕 (1)そうなるはずはない。そうするべきでない。「この―まじき御中のたがひにたれば/蜻蛉(中)」 (2)取るに足りない。たいしたことではない。「―まじき人のもとに,あまりかしこまりたるもげにわろきことなり/枕草子 262」

さる-また [0] 【猿股】🔗🔉

さる-また [0] 【猿股】 腰から股のあたりをおおうズボン形の男子用下着。

大辞林 ページ 145129