さる-を 【然るを】 （接続） 先行の事柄に対し後続の事柄が，反対・対立の関係にあることを表す語。ところが。「をとこ女…異心なかりけり。―いかなる事かありけむ/伊勢 21」

ざる-を-えない 【ざるを得ない】 （連語） （動詞・助動詞の未然形に続けて）…しないわけにはいかない。…せねばならぬ。「そうせ―ない」「戦わ―ない」

ざれ [2] 【戯れ】 ざれること。たわむれ。じゃれ。「―言」

さ-れい [0] 【茶礼】 （１）茶の湯の礼式。 （２）禅門における飲茶の礼法。

ざ-れい [0] 【座礼・坐礼】 （１）座っているときの礼儀作法。 （２）座ったままでする礼。 ⇔立礼(リユウレイ)

ざれ-うた [2] 【戯れ歌】 （１）滑稽味のある和歌。俳諧歌。 （２）「狂歌{（１）}」に同じ。

ざれ-え ― [2] 【戯れ絵】 （１）たわむれ書きの絵。滑稽や風刺を主とした絵。戯画。 （２）略画。「―ざつと書いたるを求めてこい/狂言・末広がり」

ざれ-がき [0] 【戯れ書き】 たわむれに書いた書画・文章。

さ-れき [0] 【砂礫】 砂と小石。しゃれき。

ざれ-く [0][2] 【戯れ句】 （１）滑稽な句。狂句。 （２）たわむれに作った句。

され-こうべ ―カウベ [3] 【髑髏】 〔「曝(サ)れ頭(コウベ)」の意〕 風雨にさらされ，白骨になった頭蓋骨。しゃれこうべ。しゃりこうべ。どくろ。野晒(ノザラ)し。

ざれ-ごと [0] 【戯れ言】 〔「ざれこと」とも〕 ふざけて口にする言葉。たわむれの言葉。冗談。「このはかなき―いひ得て/浴泉記（喜美子）」