じく-ほうご ヂクホフゴ 【竺法護】 中国，西晋時代の僧。中国における初期仏教の確立者。月氏の出身で，敦煌(トンコウ)の僧。「正法華経」など一五〇部余の経典を訳出。敦煌菩薩。生没年未詳。

じく-ほうらん ヂクホフラン 【竺法蘭】 中国に初めて仏教を伝えたといわれる伝説上の僧。インドの人で，後漢の明帝の頃，西域から招かれて洛陽に至ったという。

じく-ぼん ヂク― [2] 【軸盆】 掛軸や巻物を載せて床の間に飾る長方形の盆。螺鈿(ラデン)・堆朱(ツイシユ)・堆黒(ツイコク)など塗り物が多い。

シグマ [1] sigma; Σ・σ・ （１）ギリシャ語アルファベットの第一八字。 （２）数学で，同種の数値の総和を表す記号。総和記号（Σ）。

シグマ-けつごう ―ガフ [4] 【σ結合】 二個のシグマ電子から成る電子対を，二個の原子が共有することによって形成される化学結合。単結合はσ結合である。 →パイ結合

シグマ-でんし [4] 【σ電子】 分子の中で結合軸に関して軸対称的な分子軌道に属する電子。単結合の主体。 →パイ電子

シグマ-りゅうし ―リフ― [4] 【Σ粒子】 素粒子の一。電荷は正・負の電気素量，および中性の三種。スピン1/2。質量は陽子の約一・三倍，Σ は平均寿命約 10 秒で核子とπ中間子に，Σ は 10 秒で Λ(ラムダ)粒子と光子とに崩壊する。バリオンに属し，ストレンジネス −1。

し-くみ [0] 【仕組(み)】 （１）機械などの組み立てた物の構造。「機械の―」 （２）物事の組み立て。仕掛け。「巧妙な―」「世の中の―」 （３）戯曲・小説などの筋の立て方。趣向。構成。「行文(コウブン)は花なく，其(ソノ)―は浅劣なれども/当世書生気質（逍遥）」

しくみ-きょうげん ―キヤウ― [4] 【仕組(み)狂言】 事件を興味をそそるように仕組んだ芝居。