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――は禍(ワザワ)いの根(ネ)🔗🔉

――は禍(ワザワ)いの根(ネ) 〔老子「夫舌禍福之門」〕 災いは多く言葉から起こるものである。口は禍いの門。

――も引かぬ🔗🔉

――も引かぬ まだ言い終わらない。言い終えてすぐ。「愚痴文盲のお名が流れん笑止と,―に六波羅よりはや使/浄瑠璃・平家女護島」

――を食(ク)・う🔗🔉

――を食(ク)・う 舌をかみ切って死ぬ。「―・ふか身を投げるか/浄瑠璃・丹波与作(下)」

――を出(ダ)・す🔗🔉

――を出(ダ)・す (1)陰でばかにする。心の中であざわらう。「腹の中で―・しているにちがいない」 (2)自分の失敗を恥じたり,ごまかしたりするしぐさにいう。

――を鳴ら・す🔗🔉

――を鳴ら・す 舌を上顎(ウワアゴ)に当ててはじき鳴らす。 (1)感嘆するさま。 (2)おいしい物を食べて満足しているさま。 (3)不満や軽蔑の気持ちを表すさま。

――を吐(ハ)・く🔗🔉

――を吐(ハ)・く ひどくあきれる。「直行は―・きて独語(ヒトリゴ)ちぬ/金色夜叉(紅葉)」

――を振・る🔗🔉

――を振・る 驚き恐れる。舌を振るう。「人目をおどろかし,―・らずといふものなし/保元(上)」 →舌振(ブ)るい

――を振る・う🔗🔉

――を振る・う (1)弁舌を振るう。雄弁を振るう。 (2)「舌(シタ)を振(フ)る」に同じ。「見聞の人―・はして懼(オソ)れ思はぬ者は無りけり/太平記 21」

――を巻・く🔗🔉

――を巻・く 〔漢書(揚雄伝)〕 (相手に圧倒されて)非常に驚く。感心する。「見事な采配(サイハイ)ぶりに―・く」

した [2] 【簧】🔗🔉

した [2] 【簧】 〔舌の意〕 リード(reed)に同じ。

しだ🔗🔉

しだ …するとき。…する際。「遠しとふ故奈の白嶺に逢ほ―も逢はのへ―も汝にこそ寄され/万葉 3478」

しだ [1] 【羊歯・歯朶】🔗🔉

しだ [1] 【羊歯・歯朶】 (1)シダ植物の一綱。シダ植物の大半を占める。植物体の形は種々であるが,葉は大きく,縁または裏に胞子嚢(ノウ)をつける。ヘゴ・ウラジロ・ワラビ・シノブ・サンショウモなど世界に約九千種。花も種子もなく増殖するため,ヨーロッパでは古くから魔法の草とされ,常緑で茂ることから繁栄と長寿を願う正月の飾り物に使われる。大葉類。羊歯類。[季]新年。 →羊歯植物 (2)ウラジロの別名。 (3)家紋の一。{(2)}を図案化したもの。穂長(ホナガ)。

大辞林 ページ 145645