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しのび-がき [3] 【忍び垣】🔗🔉

しのび-がき [3] 【忍び垣】 袖垣の一。高さ2メートルほどで三段に分かれ,上段は建仁寺垣のように竹または木を編み合わせ,中段は葭(ヨシ)を用いて櫛形のすかしやのぞき穴などを設け,下段は二つ割りの大竹を斜めに組み合わせる。小待(コマチ)垣。

しのび-かご 【忍び駕籠】🔗🔉

しのび-かご 【忍び駕籠】 人目を避けてこっそり行く駕籠。また,その駕籠に乗ること。

しのび-くぎ [3] 【忍び釘】🔗🔉

しのび-くぎ [3] 【忍び釘】 「隠(カク)し釘(クギ)」に同じ。

しのび-ぐさ 【忍び草】🔗🔉

しのび-ぐさ 【忍び草】 思い慕うたねとなるもの。しのぶぐさ。「行く先の―にもなるやとて/元輔集」

しのび-ぐるま 【忍び車】🔗🔉

しのび-ぐるま 【忍び車】 人目を避けてひそかに乗って行く車。「―のやすらひに/閑吟集」

しのび-ごえ ―ゴ [4] 【忍び声】🔗🔉

しのび-ごえ ―ゴ [4] 【忍び声】 相手以外の人に聞こえないように低く話す声。ひそひそ声。小声。

しのび-ごと 【忍び言】🔗🔉

しのび-ごと 【忍び言】 ひそひそ話。内証話。「ありつる―どもの御耳とまりつるや/狭衣 4」

しのび-ごと [0][4] 【忍び事】🔗🔉

しのび-ごと [0][4] 【忍び事】 隠し事。内証ごと。密事。「かかる御―により,山里の御ありきも,ゆくりかに思し立つなりけり/源氏(総角)」

しのび-ごま [0][4] 【忍び駒】🔗🔉

しのび-ごま [0][4] 【忍び駒】 三味線の音を小さくするための特別の駒。また,その駒を入れて三味線を弾くこと。

しのび-さんじゅう ―ヂユウ [4] 【忍び三重】🔗🔉

しのび-さんじゅう ―ヂユウ [4] 【忍び三重】 下座音楽の一。三味線の独奏によるもので,暗闇での探り合いの場面などで用いる。

しのび-じ ―ヂ 【忍び路】🔗🔉

しのび-じ ―ヂ 【忍び路】 隠れ忍んで行くこと。また,その道。「―を雲居のよそにめぐらして/謡曲・蝉丸」

しのび-しのび 【忍び忍び】 (副)🔗🔉

しのび-しのび 【忍び忍び】 (副) 他人に知られぬように。ひそかに。「―の御方たがへ/源氏(帚木)」

しのび-ずきん ―ヅ― [4][5] 【忍び頭巾】🔗🔉

しのび-ずきん ―ヅ― [4][5] 【忍び頭巾】 忍び歩き,特に遊里に通う際などに,顔を隠すための頭巾。

大辞林 ページ 145838