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しのび-ぢょうちん ―ヂヤウ― [4] 【忍び提灯】🔗🔉

しのび-ぢょうちん ―ヂヤウ― [4] 【忍び提灯】 (1)昔,貴人が夜の忍び歩きなどの際に用いた替え紋を入れた提灯。 (2)強盗(ガンドウ)提灯のこと。「残るは―鎮鉢巻/浄瑠璃・忠臣蔵」

しのび-づま 【忍び夫・忍び妻】🔗🔉

しのび-づま 【忍び夫・忍び妻】 ひそかに契った異性。隠し男(女)。忍び男(女)。「―かへるなごりの移り香を/玉葉(雑一)」

しのび-で [0] 【短手・忍び手】🔗🔉

しのび-で [0] 【短手・忍び手】 柏手(カシワデ)の打ち方の一。右手の親指以外の四本の指で左の掌を音を立てないように打つ。神道の葬儀で行う。

しのび-どころ 【忍び所】🔗🔉

しのび-どころ 【忍び所】 (1)隠れ住む所。また,忍んで通う所。「通ひ給ふ―多く/源氏(紅梅)」 (2)なつかしく思うよすが。「ここら年経給へる御すみかの,いかでか―なくはあらむ/源氏(真木柱)」

しのび-なき [0] 【忍び泣き】🔗🔉

しのび-なき [0] 【忍び泣き】 人目をはばかって泣くこと。ひそかに泣くこと。

しのび-なみだ [4] 【忍び涙】🔗🔉

しのび-なみだ [4] 【忍び涙】 人目を忍んで泣くこと。また,その涙。「心の奥の信夫山―の折からに/浄瑠璃・先代萩」

しのび-に 【忍びに】 (副)🔗🔉

しのび-に 【忍びに】 (副) 人目を忍んで。「たちばなの清きが―あひしれりける女のもとより/古今(恋三詞)」

しのび-ね [0] 【忍び音】🔗🔉

しのび-ね [0] 【忍び音】 (1)ひそひそ声。小声。しのび声。「―に言ひつれば,右の柱を左と聞きてもや有らん/盛衰記 18」 (2)忍び泣きの声。「枕に顔を当てて,繁は―に泣伏した/青春(風葉)」「恋しくあはれなりと思ひつつ,―をのみ泣きて/更級」 (3)陰暦四月頃のホトトギスの鳴き声。ホトトギスの初音。「―は苦しき物を時鳥/和泉式部日記」

しのび-の-お ―ヲ [5] 【忍びの緒】🔗🔉

しのび-の-お ―ヲ [5] 【忍びの緒】 室町時代以降,兜(カブト)の鉢に付けたあごひもの称。兜の緒。 →兜

しのび-の-じゅつ [6] 【忍びの術】🔗🔉

しのび-の-じゅつ [6] 【忍びの術】 ⇒忍術(ニンジユツ)

しのび-の-もの [6] 【忍びの者】🔗🔉

しのび-の-もの [6] 【忍びの者】 ⇒忍者(ニンジヤ)

しのび-び 【忍び火】🔗🔉

しのび-び 【忍び火】 音を立てぬようにして打つ切り火。「小者に―をうたせ/浮世草子・男色大鑑 4」

大辞林 ページ 145839