しも-ご [3] 【下五】 俳句で，五・七・五の最後の五音。座五(ザゴ)。

しもこうべ シモカウベ 【下河辺】 姓氏の一。

しもこうべ-ちょうりゅう シモカウベチヤウリウ 【下河辺長流】 〔名は「ながる」とも読み，「長竜」とも書く〕 (1627-1686) 江戸前期の国学者・歌人。大和の人。特に万葉集に通じ，近世国学の先駆となる。契沖と親交があり，その学問に多大の影響を与えた。著「万葉集管見」「晩花集」，編「林葉累塵集」など。

しも-ごえ [0] 【下肥】 人の糞尿を肥料としたもの。こやし。

しも-ごしょ [3] 【下御所】 将軍家または大臣家以上の公卿の家で，隠居している者が同時に数人いる場合，年の若い者。 →上御所 →中御所

しも-ざ [0] 【下座】 目下の者が座る座席。 ⇔上座(カミザ)

しもさか 【下坂】 室町末期，近江国長浜の下坂に興った刀工の一派。のち多くは越前(エチゼン)に移住。代表的刀工に康継・貞国・兼法らがいる。 →葵(アオイ)下坂

しも-さき [0] 【霜先】 寒くなりかけの霜が降りはじめる頃。一〇月頃をいう。「身代さもなき人，―の金銀あだにつかふ事なかれ/浮世草子・胸算用 3」

しも-さぶらい ―サブラヒ 【下侍】 清涼殿の殿上の間の南にある，侍臣たちの詰め所。また，遊宴の場所。畳敷きで，炭櫃(スビツ)の設備があった。「或は殿上の―この掃部寮に仰せて/宴曲集」 →清涼殿

しも-ざま [0][2] 【下様】 〔「しもさま」とも〕 （１）下の方。 ⇔上様 「軒のつまの草は…―にはびこりて/宇津保（楼上・上）」 （２）身分・教養の低い者。一般庶民。しもじも。「―の人の物語は耳驚く事のみあり/徒然 73」 （３）京都で下京方面。「―に行とまりて家有/宇治拾遺 4」