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じゅうにだん-そうし ジフニダンサウ― 【十二段草子】🔗🔉

じゅうにだん-そうし ジフニダンサウ― 【十二段草子】 〔室町末期,操り人形芝居として,一二段に構成されて行われていたところからいう〕 古浄瑠璃・お伽草子。作者不明。小野お通の作といわれてきたが俗説。奥州へ下る牛若丸は,途中,三河の矢矧(ヤハギ)の長者の娘浄瑠璃姫を見染め,一夜を契る。のち牛若は吹上の浜で病に倒れたが,姫の介抱で本復する。「浄瑠璃」が語り物の代名詞となったのは,この物語の流行による。浄瑠璃御前(姫)物語。浄瑠璃十二段。源氏十二段。

じゅう-にち ヂユウ― [0] 【重日】🔗🔉

じゅう-にち ヂユウ― [0] 【重日】 暦注の一。陽が重なるという巳の日と,陰が重なるという亥の日をいう。凶事に用いることを忌み,また吉事でも婚姻などは避けた。

じゅうに-ちょうし ジフニテウシ [4] 【十二調子】🔗🔉

じゅうに-ちょうし ジフニテウシ [4] 【十二調子】 ⇒十二律(ジユウニリツ)

じゅうに-ちょく ジフニ― [3] 【十二直】🔗🔉

じゅうに-ちょく ジフニ― [3] 【十二直】 江戸時代,民間で用いた仮名暦の中段に,日々の吉凶をしるし,生活の指針とした一二の言葉。建(タツ)・除(ノゾク)・満(ミツ)・平(タイラ)・定(サダン)・執(トル)・破(ヤブル)・危(アヤウ)・成(ナル)・収(オサム)・開(ヒラク)・閉(トズ)。

じゅうに-てん ジフニ― [3] 【十二天】🔗🔉

じゅうに-てん ジフニ― [3] 【十二天】 〔仏〕 世を守護する一二の神。四方・四維の八天に上・下の二天と日・月の二天を加えたもの。帝釈(タイシヤク)天(東)・火天(東南)・閻魔(エンマ)天(南)・羅刹(ラセツ)天(西南)・水天(西)・風天(西北)・毘沙門(ビシヤモン)天(北)・伊舎那(イシヤナ)天(東北)・梵天(上)・地天(下)・日天・月天をいう。

大辞林 ページ 146206