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じゅうにだん-そうし ジフニダンサウ― 【十二段草子】🔗🔉

じゅうにだん-そうし ジフニダンサウ― 【十二段草子】 〔室町末期,操り人形芝居として,一二段に構成されて行われていたところからいう〕 古浄瑠璃・お伽草子。作者不明。小野お通の作といわれてきたが俗説。奥州へ下る牛若丸は,途中,三河の矢矧(ヤハギ)の長者の娘浄瑠璃姫を見染め,一夜を契る。のち牛若は吹上の浜で病に倒れたが,姫の介抱で本復する。「浄瑠璃」が語り物の代名詞となったのは,この物語の流行による。浄瑠璃御前(姫)物語。浄瑠璃十二段。源氏十二段。

大辞林 ページ 146206 での十二段草子単語。