じゅん-きょういん ―ケウン [3] 【準教員・准教員】 旧制の小学校で，本科正教員を補助した教員。

じゅん-きょうゆう ―キヨウイウ [3] 【準共有】 地上権・抵当権・特許権・著作権など，所有権以外の財産権を複数の人が所有すること。

じゅん-きん [0] 【純金】 まじり物のない金。金無垢(キンムク)。

じゅん-ぎん [0] 【純銀】 まじり物のない銀。銀無垢(ギンムク)。

しゅんきんしょう ―セウ 【春琴抄】 小説。谷崎潤一郎作。1933年（昭和8）「中央公論」に発表。美貌で盲目の娘春琴と，奉公人で地唄の弟子でもある佐助の献身的な愛を描く。作者独自の女性崇拝・嗜虐(シギヤク)の世界を完成した作品。

じゅん-きんちさんしゃ [6] 【準禁治産者】 心神耗弱・浪費癖のため，家庭裁判所から禁治産者に準ずる旨の宣告を受けた者。法律の定める重要な財産上の行為についてのみ保佐人の同意を要する。

しゅん-ぐ [1] 【蠢愚】 （名・形動）[文]ナリ きわめて無知でおろかな・こと（さま）。「固陋―なるもの/文明論之概略（諭吉）」

じゅん-ぐり [0][3] 【順繰り】 順番どおりに，順を追って物事をすること。「―に発言する」

しゅん-けい [0] 【春景】 春のけしき。はるげしき。

しゅんけい 【春慶】 （１）鎌倉時代の尾張国瀬戸の陶工，加藤景正の号。 （２）漆塗り職人の名。一説には応永年間（1394-1428）頃の和泉国堺の人という。春慶塗の創始者。 （３）「春慶塗」「春慶焼」の略。

しゅんけい-で [0][3] 【春慶手】 瀬戸の陶工加藤景正が春慶と号した時期に作った瀬戸茶入れ。

しゅんけい-ぬり [0] 【春慶塗】 漆器の一。黄や赤に着色をした木地に透き漆をかけ，木目の美しさが見えるように仕上げたもの。和泉国堺の漆工春慶が始めたと伝える。のち全国的に行われ，その産地により堺春慶・飛騨春慶・能代(ノシロ)春慶などと呼ばれる。