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すずろ-ごころ 【漫ろ心】🔗🔉

すずろ-ごころ 【漫ろ心】 そわそわした心。浮ついた心。「よしなかりける―にても,ことのほかにたがひぬる有り様なりかし/更級」

すずろ-ごと 【漫ろ言】🔗🔉

すずろ-ごと 【漫ろ言】 つまらない言葉。くだらない話。「―をさへ言はせまほしうし給ふを/源氏(柏木)」

すずろ-ごと 【漫ろ事】🔗🔉

すずろ-ごと 【漫ろ事】 つまらないこと。くだらないこと。「かかる―に心を移しはかられ給ひて/源氏(蛍)」

すずろ-ものがたり 【漫ろ物語】🔗🔉

すずろ-ものがたり 【漫ろ物語】 とりとめもない話をすること。雑談。よもやま話。「侍ども集まりて,―しけるに/著聞 16」

すすろ・う ススロフ 【啜ふ】 (動ハ四)🔗🔉

すすろ・う ススロフ 【啜ふ】 (動ハ四) 〔動詞「啜る」に継続の助動詞「ふ」の付いた「すすらふ」の転〕 何度かすする。続けてすする。「糟湯酒うち―・ひて/万葉 892」

すずろ・う スズロフ 【漫ふ】 (動ハ四)🔗🔉

すずろ・う スズロフ 【漫ふ】 (動ハ四) ⇒すずろぶ

すずろ・く 【漫く】 (動カ四)🔗🔉

すずろ・く 【漫く】 (動カ四) もじもじする。そわそわする。「この男,いたく―・きて/源氏(帚木)」

すずろ・ぶ 【漫ぶ】 (動バ上二)🔗🔉

すずろ・ぶ 【漫ぶ】 (動バ上二) そわそわする。落ち着かない。「あやしく主も女房どもも―・びたる気色見えければ/今昔 28」 〔「すずろふ(動ハ四)」とする説もある〕

すずろ-わ・し ―ハシ 【漫はし】 (形シク)🔗🔉

すずろ-わ・し ―ハシ 【漫はし】 (形シク) (1)そわそわと落ち着かない。「待ちつけさせ給へる宮の御心地は,さりとも,少し―・しく思し召されけんかし/大鏡(師尹)」 (2)なんとなく気に食わない。「なまもの憂く,―・しけれど/源氏(若菜下)」

大辞林 ページ 147320