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そぞろ [0] 【漫ろ】🔗⭐🔉
そぞろ [0] 【漫ろ】
■一■ (形動)
□一□
(1)そわそわして落ち着かないさま。何かに気を取られて目前のことに集中できないさま。「夏休みが近いから,学生は気も―で勉強に身が入らない」
(2)これという理由もなく,自然にそうなるさま。知らず知らず。「―に昔がしのばれる」「他の一銭よりも吝(オシ)まざりし此美人の胆は,拾人の乗合をして―に寒心せしめたりき/義血侠血(鏡花)」
□二□
(1)何の考えもなくある行動をするさま。軽率。やたら。「(帝釈天ハ)―に長者が財を失はんとは何しに思しめさん/宇治拾遺 6」
(2)偶然であるさま。突然。「実に盗人も無ければ,障紙の―に倒れ懸りたりけるなりけりと思ひ得て/今昔 28」
(3)無関係なさま。「山門の大衆,六波羅へは寄せずして,―なる清水寺に押し寄せて/平家 1」
(4)つまらないさま。取るに足りないさま。「暑気などにや。さては―なる事を思すにこそあらめ/宇津保(国譲中)」
■二■ (副)
これという理由もなく,ある感情や心理がわき起こるさま。何となく。「故郷が―恋しい」「昔のことが―思い出される」
そぞろ-あめ [4] 【漫ろ雨】🔗⭐🔉
そぞろ-あめ [4] 【漫ろ雨】
さして強くはないが,いつまでも止まずに降る雨。
そぞろ-あるき [4] 【漫ろ歩き】 (名)スル🔗⭐🔉
そぞろ-あるき [4] 【漫ろ歩き】 (名)スル
特にこれという目的もなく,ぶらぶらと歩き回ること。散歩。すずろあるき。そぞろありき。「夏の夜の―」「満開の桜の下を―する」
そぞろ-うた 【漫ろ歌】🔗⭐🔉
そぞろ-うた 【漫ろ歌】
とりとめもない歌。「―うたうて,閑々(シズシズ)と向の尾へ渡れば/太平記 17」
大辞林 ページ 148261。