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そそり🔗⭐🔉
そそり
〔動詞「そそる」の連用形から〕
(1)人の心を浮き立たせること。また,浮かれ騒ぎ。「下京の若手どもが―に眼覚めてみれば/浮世草子・諸艶大鑑 1」
(2)遊里を,浮かれ騒ぎながら,ひやかして歩くこと。また,その人。「夏になると―ばかり多くつて/洒落本・卯地臭意」
(3)歌舞伎で,千秋楽などに,配役や筋を変えて滑稽に演ずること。そそり狂言。そそり芝居。
(4)茶で,中等のもの。「年は経れども若森の姿は猶も―の茶/松の葉」
そそり-うた [3] 【そそり歌】🔗⭐🔉
そそり-うた [3] 【そそり歌】
「そそり節(ブシ)」に同じ。
そそり-きょうげん ―キヤウ― [4] 【そそり狂言】🔗⭐🔉
そそり-きょうげん ―キヤウ― [4] 【そそり狂言】
「そそり{(3)}」に同じ。
そそり-しばい ―
[4] 【そそり芝居】🔗⭐🔉
そそり-しばい ―
[4] 【そそり芝居】
「そそり{(3)}」に同じ。
[4] 【そそり芝居】
「そそり{(3)}」に同じ。
そそり-ぶし [0] 【そそり節】🔗⭐🔉
そそり-ぶし [0] 【そそり節】
遊郭をひやかして歩く客がうたう歌。ぞめきぶし。そそりうた。「鼻歌の―/たけくらべ(一葉)」
そそり-もの 【そそり者】🔗⭐🔉
そそり-もの 【そそり者】
浮かれ騒ぐ人。遊里をひやかして歩く人。「辰巳あがりの―,/人倫訓蒙図彙」
そそり-あ・ぐ (動ガ下二)🔗⭐🔉
そそり-あ・ぐ (動ガ下二)
(1)おだてあげる。あおり立てる。「あのたはけでは久しうはこたへまい。寄つて―・げて急にもみつぶせ/浮世草子・禁短気」
(2)座をにぎやかにする。浮き立たせる。「ゆすりあげよ,―・げ/神楽歌」「招かざるに集まり来たりて―・げ奉る/浮世草子・子息気質」
そそり-だ・す (動サ四)🔗⭐🔉
そそり-だ・す (動サ四)
うかれはじめる。「此の親仁―・して,久六呼て/浮世草子・一代女 4」
そそり-た・つ [4] 【聳り立つ】 (動タ五[四])🔗⭐🔉
そそり-た・つ [4] 【聳り立つ】 (動タ五[四])
(1)目立って高くそびえる。「―・つ摩天楼」
(2)心が浮かれる。「うかれうかされ大将・雑兵―・ち/浄瑠璃・本朝三国志」
そそり-た・てる [5] 【そそり立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 そそりた・つ🔗⭐🔉
そそり-た・てる [5] 【そそり立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 そそりた・つ
(1)ある気持ちや感情を強く起こさせる。また,あおりたてる。「変に肉感と冒険心とを―・てて響いて来た/星座(武郎)」
(2)おだてあげる。「明神にお成りなさるる瑞相めでたしめでたしと,―・てれば/浄瑠璃・夏祭」
大辞林 ページ 148260。