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――振り合うも=多生(タシヨウ)(=他生)の縁(エン)🔗🔉

――振り合うも=多生(タシヨウ)(=他生)の縁(エン) 〔「振り合う」は「触り合う」とも〕 道で見知らぬ人と袖が触れ合うのも深い宿縁に基づくものだ。

――振・る🔗🔉

――振・る (1)袖をひらひらさせる。別れを惜しんだり,合図をするしぐさ。「野守は見ずや君が―・る/万葉 20」 (2)袖を振って舞う。「舞姫十人,綾綺殿にて―・るけしき/今鏡(すべらぎ下)」

――纏(マ)き干・す🔗🔉

――纏(マ)き干・す 涙にぬれた袖を共寝の枕にして乾かす。「―・さむ人もあらなくに/万葉 2321」

――別・る🔗🔉

――別・る 袖を重ねて共寝をした男女が別れる。袂(タモト)をわかつ。「白たへの―・るべき日を近み/万葉 645」

――を返・す🔗🔉

――を返・す 「袖返す」に同じ。

――を片敷・く🔗🔉

――を片敷・く 「袖片敷く」に同じ。

――を絞・る🔗🔉

――を絞・る 涙でぬれた袖を絞る。ひどく泣くさまをいう。「契りきなかたみに―・りつつ/後拾遺(恋四)」

――を詰・める🔗🔉

――を詰・める 女子が成人または結婚して,振袖をやめて袖丈を短くする。袖を留める。

――を連・ねる🔗🔉

――を連・ねる 大勢が並んで行く。また,行動を共にする。

――を通・す🔗🔉

――を通・す 衣服,特に,新しい衣服を着る。「まだ一度も―・していない服」

――を引・く🔗🔉

――を引・く (1)そっと注意を与える。 (2)人を誘う。

――をひろ・ぐ🔗🔉

――をひろ・ぐ 物乞いをする。「道路に―・げん事もさすがなれば思ひかねて/太平記 33」

――をふさ・ぐ🔗🔉

――をふさ・ぐ 袖のわきあけを縫いふさぐ。近世,男女とも元服まではわきあけのある振袖を用いた。「袖などをふさぎて,世の人に惜しまるるも/浮世草子・一代男 2」

――を分か・つ🔗🔉

――を分か・つ 人と別れる。関係をたつ。袂(タモト)を分かつ。

そで-あみ [0] 【袖網】🔗🔉

そで-あみ [0] 【袖網】 定置網類で,袋口の両端から八字形に張った網。魚群を袋網に誘導する。翼(ツバサ)網。

そ-てい [0] 【措定】 (名)スル🔗🔉

そ-てい [0] 【措定】 (名)スル 〔(ドイツ) Setzung; These〕 〔哲〕 (1)「 S は P である」「 A が存在する」というように,ある命題を端的に主張する働き。事物の存在を肯定したり,その内容を明瞭に示すこと。定立。 (2)推論の前提として,とりあえず肯定された,いまだ証明されていない命題。定立。

大辞林 ページ 148279