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そめ-そめ 【染め染め】 (副)🔗🔉

そめ-そめ 【染め染め】 (副) (多く「と」を伴って) (1)墨跡の鮮やかなさま。墨くろぐろと。「五大力ぼさつと―と筆を動かせける/浮世草子・永代蔵 1」 (2)しみじみと情をこめて。「嘲りし事のくやしく,―と返事をして/浮世草子・五人女 3」

そめ-だ・す [3] 【染(め)出す】 (動サ五[四])🔗🔉

そめ-だ・す [3] 【染(め)出す】 (動サ五[四]) 染めて,色や模様を表し出す。「鮮やかな緋色を―・す」「花柄を―・す」

そめ-つけ [0] 【染(め)付け】🔗🔉

そめ-つけ [0] 【染(め)付け】 (1)染めつけること。また,その色や模様。 (2)藍(アイ)色の模様を染め出した布。藍染め付け。 (3)磁器の素地(キジ)に呉須(ゴス)で下絵付けを施し,その上に透明な釉(ウワグスリ)をかけて焼いたもの。青または紫色がかった青に発色する。中国の元代に始まり,明の宣徳年間(1426-1435)のものに逸品が多い。祥瑞(シヨンズイ)・古染付(コソメツケ)・呉須に大別される。藍染め付け。

そめ-つ・ける [4] 【染(め)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 そめつ・く🔗🔉

そめ-つ・ける [4] 【染(め)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 そめつ・く 染めて色や模様をつける。「花模様を―・けた絵皿」

そめ-てぬぐい ―テヌグヒ [3] 【染(め)手拭い】🔗🔉

そめ-てぬぐい ―テヌグヒ [3] 【染(め)手拭い】 無地染め・文様染めの手拭い。

そめ-でら 【染寺】🔗🔉

そめ-でら 【染寺】 奈良県当麻町染野にある浄土宗の寺。正式名は石光(シヤツコウ)寺。天智天皇時代の創建と伝える。境内に染殿の井がある。

そめ-どの [0] 【染殿】🔗🔉

そめ-どの [0] 【染殿】 (1)古代,宮中や貴族の邸内で布地・絹布を染める建物。 (2)摂政藤原良房の邸宅。京都の正親町の南,京極の西,土御門の北,富小路の東にあったといわれるが,異説もある。

そめどの-の-い ― 【染殿の井】🔗🔉

そめどの-の-い 【染殿の井】 奈良県当麻町の染寺境内にある井戸。中将姫が当麻曼荼羅(タイママンダラ)を織るとき,ここで糸を染めたという伝説がある。

そめどの-の-おとど 【染殿の大臣】🔗🔉

そめどの-の-おとど 【染殿の大臣】 藤原良房(ヨシフサ)の通称。

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