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そ-もじ 【其文字】 (代)🔗🔉

そ-もじ 【其文字】 (代) 〔「そなた」の文字詞。中世以降女性が用いた〕 二人称。あなた。「此御殿の姫君何やら―に御用有/浄瑠璃・嫗山姥」

そも-そも [1] 【抑・抑抑】🔗🔉

そも-そも [1] 【抑・抑抑】 〔「そも」を重ねた語。古くは漢文訓読に多く用いられた〕 ■一■ (名) (物事の)最初。起こり。どだい。副詞的にも用いる。「―は僕が始めたものだ」「―の始まり」 ■二■ (接続) 改めて説き起こすとき,文頭に用いる語。いったい。だいたい。「―,事前調査の不備がこのような事態を招いた」「―私の今日あるは彼のおかげだ」 〔■一■は■二■の転〕

ぞ-もと🔗🔉

ぞ-もと 事のおこり。事の原因。「それが―に嘉平次が,うろたへ始め命沙汰に及んだ/浄瑠璃・生玉心中(中)」

そも-や [1] (副)🔗🔉

そも-や [1] (副) 〔接続詞「そも」に感動を表す助詞「や」が付いたもの〕 いったい全体。「萌え出る草の若葉に見替しとは,―乱心しての言葉か/色懺悔(紅葉)」

そもや-そも (副)🔗🔉

そもや-そも (副) そもそも。いったい全体。「―,これがとつてかへらるる物か/浮世草子・一代女 4」

そもん 【素問】🔗🔉

そもん 【素問】 中国最古の医書。「霊枢(レイスウ)」とともに「黄帝内経(コウテイナイキヨウ)」を構成する。「霊枢」よりも成立は古いとされ,自然哲学的な医学論が中心。現行のものは,唐代に大幅に改変されたといわれる。 →黄帝内経

そ-や [1] 【征矢・征箭】🔗🔉

そ-や [1] 【征矢・征箭】 雁股(カリマタ)・鏑矢(カブラヤ)などに対し,鋭い鏃(ヤジリ)をつけた,戦闘に用いる矢。尖(トガ)り矢。

そ-や 【初夜】🔗🔉

そ-や 【初夜】 「しょや(初夜){(2)(3)(4)}」に同じ。「―行ふとて法師そそけば/蜻蛉(中)」

そ-や [1] 【粗野】 (名・形動)[文]ナリ🔗🔉

そ-や [1] 【粗野】 (名・形動)[文]ナリ 荒々しく洗練されていない・こと(さま)。「―な言動」

ぞ-や (連語)🔗🔉

ぞ-や (連語) 〔係助詞の「ぞ」に間投助詞「や」が重なったもの。古くは「そや」〕 (1)文末にあって,感動をこめて強く言い切る意を表す。…なのだぞ。「あなたふとや,宿執開発の人かな,阿字阿字と唱ふる―/徒然 144」 (2)文中にあって,詠嘆的強調を表す。「今日わりご持たせて来たる人,その名など―今思ひ出でむ/土左」 〔(2)の文中用法は,現代語では副詞「いつぞや」などの中に残存している〕

大辞林 ページ 148333