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たまかずら タマカヅラ 【玉鬘・玉葛】🔗🔉

たまかずら タマカヅラ 【玉鬘・玉葛】 (1)源氏物語の巻名。第二二帖。また,その女主人公の名。頭中将と夕顔との間に生まれ,筑紫に育ってのち,光源氏に引き取られ,髭黒大将に嫁した。 (2)能の一。四番目物。金春禅竹(コンパルゼンチク)作。「源氏物語」の玉鬘の巻に基づく。玉鬘の霊が,旅僧に昔語りをし,狂乱の態となるが,僧の弔いによって成仏する。

たま-かぜ [2] 【玉風】🔗🔉

たま-かぜ [2] 【玉風】 冬,北日本の日本海側で吹く,北よりの風。豪雪をもたらし,海上は大しけとなる。束風(タバカゼ)。

たま-かつま 【玉勝間】🔗🔉

たま-かつま 【玉勝間】 ■一■ (名) 〔「たま」は美称〕 目の細かい籠(カゴ)。 →かつま ■二■ (枕詞) 「勝間」の蓋と身とが合うところからとも,編み目が固く編み合わされてしまっていることからともいい,「逢ふ」「安倍島山」「島熊山」などにかかる。「―逢はむと言ふは誰なるか/万葉 2916」「―島熊山の夕暮れに/万葉 3193」

たまかつま 【玉勝間】🔗🔉

たまかつま 【玉勝間】 随筆集。本居宣長著。一四巻,目録一冊。1793年起稿し没年の1801年まで書き続けた。内容は学問・思想の全般にわたり,宣長の人生観・古道観・芸術論などを知ることができる。

たま-かつら 【玉桂】🔗🔉

たま-かつら 【玉桂】 〔「たま」は美称〕 月の中にあるという桂の木。また,月の異名。「恋ひわびぬ影をだに見じ―/新撰万葉」

大辞林 ページ 148947