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たまも-なす 【玉藻なす】 (枕詞)🔗⭐🔉
たまも-なす 【玉藻なす】 (枕詞)
「藻」の形状から比喩的に「靡(ナビ)く」「寄る」「浮かぶ」にかかる。「―なびき寝し児を深海松(フカミル)の深めて思へど/万葉 135」「―か寄りかく寄りなびかひし夫の命の/万葉 194」「もののふの八十宇治川に―浮かべ流せれ/万葉 50」
たまも-よし 【玉藻よし】 (枕詞)🔗⭐🔉
たまも-よし 【玉藻よし】 (枕詞)
よい藻を産することから,「讃岐(サヌキ)」にかかる讃称。「―讃岐の国は/万葉 220」
たま-もく [0][2] 【玉杢・玉目】🔗⭐🔉
たま-もく [0][2] 【玉杢・玉目】
渦巻を連ねたような美しい木目。ケヤキ・クスノキなどでは特に美しく,家具などに珍重される。
→杢
たま-もの [0] 【賜・賜物】🔗⭐🔉
たま-もの [0] 【賜・賜物】
(1)天や神からたまわったもの。いただいたもの。「自然の―」
(2)他者から受けた恩恵。「私の今日あるは叔父の援助の―だ」
(3)よいことや試練などの結果与えられた成果。「努力の―」
たまも-の-まえ ―マヘ 【玉藻前】🔗⭐🔉
たまも-の-まえ ―マヘ 【玉藻前】
中国から来た金毛九尾の狐が化けたという伝説上の美女。宮廷に入り鳥羽院の寵をうけるが,陰陽師(オンヨウジ)安倍泰親に見破られ,下野国那須野に飛び去って殺生石(セツシヨウセキ)となる。浄瑠璃・歌舞伎などに脚色。
たまものまえ-あさひのたもと ―マヘ― 【玉藻前曦袂】🔗⭐🔉
たまものまえ-あさひのたもと ―マヘ― 【玉藻前曦袂】
人形浄瑠璃。時代物。近松梅枝軒・佐川藤太作。1806年初演。浪岡橘平・浅田一鳥ら作の同名の浄瑠璃を改作したもの。天竺・唐土・日本を舞台に九尾の狐が美女にとりついて悪行をはたらくという筋。現在は三段目の切「藤原道春館の場」のみ上演される。
たま-や [2] 【玉屋】🔗⭐🔉
たま-や [2] 【玉屋】
(1)宝玉を造り,また売る店。また,その職人。たますり。
(2)江戸の花火屋の屋号。「鍵屋」から分家。
(3)江戸時代,夏にシャボン玉を売り歩く人。
大辞林 ページ 148967。