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ためなが-しゅんすい 【為永春水】🔗🔉

ためなが-しゅんすい 【為永春水】 (1790-1843) 江戸後期の戯作者。通称,越前屋長次郎。号,狂訓亭・二世南仙笑楚満人など。書肆(シヨシ)青林堂を営む。1821年以後次々と作品を発表。特に「春色梅児誉美(ウメゴヨミ)」で人情本の第一人者となったが,天保の改革で風俗を乱したとして罰せられ,翌年病没。著「春色辰巳園」「春告鳥」など。

ため-なみだ [3] 【溜め涙】🔗🔉

ため-なみだ [3] 【溜め涙】 泣くのをこらえてたまった涙。「こらへに堪へた―の関が一時に切れた/あひびき(四迷)」

ため-に [2] 【為に】🔗🔉

ため-に [2] 【為に】 ■一■ (接続) 〔漢文訓読に由来する語法〕 それ故に。「事前の対策がなく,―かかる大災害となった」 ■二■ (連語) ⇒ため(為)(2)

ため-ぬり [0] 【溜め塗(り)】🔗🔉

ため-ぬり [0] 【溜め塗(り)】 漆塗りの一種。朱漆・青漆などで下塗りをし,木炭で艶消しをした上に,透漆を塗ったもの。下塗りの色が透けて見える。

ため-みず ―ミヅ [0][2] 【溜め水】🔗🔉

ため-みず ―ミヅ [0][2] 【溜め水】 防火用・飲用などのためにためておく水。

だめ-もと [0] 【駄目元】🔗🔉

だめ-もと [0] 【駄目元】 俗に,「駄目でもともと」を略していう語。「―で一回試してみよう」

ためらい タメラヒ [0][3] 【躊躇い】🔗🔉

ためらい タメラヒ [0][3] 【躊躇い】 ためらうこと。躊躇(チユウチヨ)。

ためらい-きず タメラヒ― [3] 【躊躇い傷】🔗🔉

ためらい-きず タメラヒ― [3] 【躊躇い傷】 刃物などで自殺を図ったものの死にいたらず,からだに残った傷。

ためら・う タメラフ [3] 【躊躇う】 (動ワ五[ハ四])🔗🔉

ためら・う タメラフ [3] 【躊躇う】 (動ワ五[ハ四]) (1)しようかしまいかと迷う。思い切りがつかなくて行動に移れない。躊躇(チユウチヨ)する。「会うのを―・う」「入ろうか入るまいか―・っている」 (2)感情を静める。病勢などの落ち着くのを待つ。「かなしう見たてまつり給ふ,―・ひて御前に参り給へれば/狭衣 1」 (3)様子をみる。待つ。「一の矢を射させて試みんとて,暫く―・ひける所に/保元(中)」

めり (連語)🔗🔉

めり (連語) 〔完了の助動詞「たり」の連体形に推量の助動詞「めり」の付いた「たるめり」の音便の形「たんめり」の撥音「ん」の無表記〕 …たようだ。…ているようだ。「この人々,みな心ゆかずおぼし―めり/宇津保(沖つ白波)」「これは,いとさま変はりたるかしづき種(グサ)なりと,おぼい―めり/源氏(若紫)」

大辞林 ページ 148982