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たら-たら [1] (副)🔗🔉

たら-たら [1] (副) (1)しずくなどのしたたるさま。「汗が―(と)流れ落ちる」 (2)このましくないことばかりを続けて言うさま,またはするさま。「文句―」「お世辞―」

だら-だら [1] (副)スル🔗🔉

だら-だら [1] (副)スル (1)血や汗などが流れ出るさま。「―(と)血が出る」 (2)ゆるやかな傾斜のつづくさま。「―(と)した坂」 (3)きまりなく長々と続くさま。また,物事をのろのろとするさま。「工期が―(と)のびる」「―した態度」

だらだら-おり [0] 【だらだら降り】🔗🔉

だらだら-おり [0] 【だらだら降り】 坂などの傾斜がゆるやかなくだりであること。また,そのくだり。だらだら下がり。

だらだら-きゅう ―キフ [0][4] 【だらだら急】🔗🔉

だらだら-きゅう ―キフ [0][4] 【だらだら急】 最初ゆるやかで,にわかに急になること。「先に大口の言込(イイコミ)有りし貸付の―に取引迫りて/金色夜叉(紅葉)」

だらだら-ざか [4] 【だらだら坂】🔗🔉

だらだら-ざか [4] 【だらだら坂】 長くゆるやかな坂。

だらだら-のぼり [5] 【だらだら上り】🔗🔉

だらだら-のぼり [5] 【だらだら上り】 坂などの傾斜がゆるやかな上りであること。また,その上り。

たらち-お ―ヲ 【垂乳男】🔗🔉

たらち-お ―ヲ 【垂乳男】 〔「垂乳女(タラチメ)」に対して作られた語〕 父。「いかなる―,たらちねの心の闇といふとも/とはずがたり 3」

たらち-し 【垂乳し】 (枕詞)🔗🔉

たらち-し 【垂乳し】 (枕詞) 〔「たらちね」の転か〕 「母」「吉備(キビ)」にかかる。「―母に懐(ムダ)かえ/万葉 3791」「―吉備の鉄(マガネ)の狭鍬(サグワ)持ち/播磨風土記」

たらちし-の 【垂乳しの】 (枕詞)🔗🔉

たらちし-の 【垂乳しの】 (枕詞) 「母」にかかる。「―母が目見ずておほほしく/万葉 887」

たらちし-や 【垂乳しや】 (枕詞)🔗🔉

たらちし-や 【垂乳しや】 (枕詞) 「母」にかかる。「うちひさす宮へ上ると―母が手離れ/万葉 886」

たらち-ね [0] 【垂乳根】🔗🔉

たらち-ね [0] 【垂乳根】 〔枕詞「たらちねの」から〕 (1)母。母親。たらちめ。「その―を尋ぬなる,子安の塔を過ぎ行けば/謡曲・熊野」 (2)親。父をも母をもいう。「昔だに昔と思ひし―のなほ恋しきぞはかなかりける/新古今(雑下)」 (3)〔母の意の「垂乳女(タラチメ)」が生じたことから〕 父。父親。たらちお。「(実忠ノコトヲ)忘るなよ契りおきけむ―も笑みて見るらむ/宇津保(国譲中)」

大辞林 ページ 148998