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ちゃたて-おんな ―ヲンナ [4] 【茶立て女】🔗🔉

ちゃたて-おんな ―ヲンナ [4] 【茶立て女】 (1)茶店で茶をいれて客に出す女。茶汲(ク)み女。茶立て。「そなたは―になつて,身共を連合ひのやうにおしやるな/狂言・今神明(三百番集本)」 (2)江戸時代,上方の遊女の一。茶汲みを名目にして,茶屋や風呂屋が抱えていた。茶立て。「垢掻き女・―といふを抱へ置く/洒落本・煙華漫筆」

ちゃたて-ぐち [3] 【茶立て口】🔗🔉

ちゃたて-ぐち [3] 【茶立て口】 ⇒茶道口(サドウグチ)

ちゃたて-むし [3] 【茶立て虫・茶柱虫】🔗🔉

ちゃたて-むし [3] 【茶立て虫・茶柱虫】 噛虫(ゴウチユウ)目に属する昆虫の総称。微小軟弱で体長数ミリメートル。多くは有翅。樹幹・葉上・岩上・室内などにいて藻類・菌類を食べる。紙類・動植物標本・乾燥食品などを食害する種類もある。障子などに止まって出す微音が茶をたてる音に似るのでこの名がある。日本には約五〇種が知られる。アズキアライ。ナキザミ。[季]秋。《此部屋に幾年ぶりぞ―/中村草田男》

ちゃ-だな [0] 【茶棚】🔗🔉

ちゃ-だな [0] 【茶棚】 茶道具などを載せておく棚。

ちゃ-だまり [2] 【茶溜り】🔗🔉

ちゃ-だまり [2] 【茶溜り】 茶碗内部の底(見込み)にある,浅く丸いくぼみ。楽茶碗や国焼き茶碗に見られる。茶が溜るところからいう。

チャタレー-さいばん 【―裁判】🔗🔉

チャタレー-さいばん 【―裁判】 伊藤整による全訳「チャタレー夫人の恋人」をめぐる裁判事件。大胆な性描写が問題となり,1950年(昭和25)猥褻文書販売罪で起訴され,57年最高裁で発行者・訳者ともに有罪とされた。

チャタレーふじんのこいびと ―コヒビト 【―夫人の恋人】🔗🔉

チャタレーふじんのこいびと ―コヒビト 【―夫人の恋人】 〔原題 Lady Chatterley's Lover〕 D = H =ローレンスの長編小説。1928年作。性的不能の夫チャタレーとの結婚生活を欺瞞(ギマン)と感じたコニー=チャタレーは森番と関係を持ち,真実の愛に目覚める。性描写が各国で論議の的となり,完本の出版はイギリスでは60年のことであった。

大辞林 ページ 149292