――な・し きっかけがない。突然である。「―・くて軽(カル)らかにはひわたり/源氏（胡蝶）」

ついで-に [0] 【序でに】 （副） 何かをするその機会を利用して。関連して。「買物に出た―立ち寄る」

つい-で [0] 【次いで】 〔「次ぎて」の転〕 □一□ （接続） その次に。ひき続いて。「式を終え，―パレードに移る」 □二□ （連語） （「…についで」の形で） （１）…に続いて。 （２）…の次に。「富士山に―高い山」 →つぐ（次）

ついて-まわ・る ―マハル [1] 【付いて回る】 （動ラ五［四］） 離れずにつき従う。また，つきまとう。「お天道様と米の飯は―・る」「悪いうわさが―・る」

つい・てる [1] （動タ下一） 〔「ついている」の転〕 好運に恵まれている。「今日は―・てる」 →つく（付）

つい-と [1][0] （副） （１）動作が突然行われるさま。いきなり。つと。「―立ち上がる」 （２）動作がすばやく行われるさま。さっと。「水鳥が―泳いで通る/青春（風葉）」 （３）細くまっすぐにのび出るさま。「長竿が―出てゐるから/滑稽本・浮世風呂 4」

つい-とう ―タウ [0] 【追討】 （名）スル 敵を追って討つこと。追手(オツテ)をさしむけて敵を討つこと。追伐。「賊軍を―する」

つい-とう ―タウ [0] 【追悼】 （名）スル 死者の生前をしのび，その死をいたみ悲しむこと。「殉職者を―する」

つい-とおり ―トホリ [0] 【つい通り】 （名・形動） 普通である・こと（さま）。一通り。並み。「―な，然も適切なことを云つて/婦系図（鏡花）」

つい-とつ [0] 【追突】 （名）スル 車両などが他の車両の後ろから突き当たること。「トラックに―される」「―事故」