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つき-の-きゃく 【月の客】🔗🔉

つき-の-きゃく 【月の客】 月を眺めに出て来た人。月見の客。[季]秋。《岩鼻やここにもひとり―/去来》

つき-の-く 【月の句】🔗🔉

つき-の-く 【月の句】 月を詠みこんだ俳句。連句では,花の句とともに珍重され,一巻中に月の定座(ジヨウザ)が設けられた。 →月の定座

つき-の・ける [4] 【突き退ける・突き除ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つきの・く🔗🔉

つき-の・ける [4] 【突き退ける・突き除ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つきの・く 手荒く脇へ押しのける。「子供を―・ける」

つき-の-さわり ―サハリ 【月の障り】🔗🔉

つき-の-さわり ―サハリ 【月の障り】 (1)〔毎月のけがれの意〕 月経。月のもの。 (2)月の光をさえぎるもの。「晴れやらぬ身のうき雲のたな引きて―となるぞ悲しき/和泉式部集」

つき-の-しずく ―シヅク 【月の雫】🔗🔉

つき-の-しずく ―シヅク 【月の雫】 (1)露の異名。 (2)ブドウの実に白砂糖の衣をかけた菓子。山梨県の名産。

つき-の-じょうざ ―ヂヤウザ 【月の定座】🔗🔉

つき-の-じょうざ ―ヂヤウザ 【月の定座】 俳諧連句の一巻中で,月の句を詠むように定められたところ。百韻では,初折の表七句目・裏一〇(のち九)句目,二,三の折の表一三句目,二,三の折の裏一〇(のち九)句目,名残の折の表一三句目。歌仙では,初折の表五句目・裏八(のち七)句目,名残の折の表一一句目。月の座。 →花の定座

つき-の-で [0] 【月の出】🔗🔉

つき-の-で [0] 【月の出】 月が東の地平線から昇ること。また,その時刻。 ⇔月の入り

つき-の-なごり 【月の名残】🔗🔉

つき-の-なごり 【月の名残】 〔秋の月の最後の意〕 「後(ノチ)の月{(1)}」に同じ。

つき-の-ねずみ 【月の鼠】🔗🔉

つき-の-ねずみ 【月の鼠】 〔「賓頭盧(ビンズル)説法経」にある法話。人が象に追われ,木の根を伝って井戸に隠れたところが四匹の毒蛇が噛みつこうとし,また,黒白二匹の鼠が木の根をかじろうとする。象を無常に,鼠を日月に,毒蛇を四大(地・水・火・風)にたとえる〕 日月が刻々と過ぎ去っていくこと。月日の鼠。「―の根をかぶる/太平記 27」

つき-の-ふね 【月の船】🔗🔉

つき-の-ふね 【月の船】 大空を海に見たて,月を船にたとえていう語。「―星の林に漕ぎ隠る見ゆ/万葉 1068」

大辞林 ページ 149675