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つじ-だち 【辻立ち】🔗🔉

つじ-だち 【辻立ち】 (1)町角に立つこと。特に,物売りなどのために路傍に立つこと。また,その人。「―の薬売/浮世草子・禁短気」 (2)遊女の道中などの見物のために路傍に立つこと。「武士も町人も―する程の人は/浮世草子・新吉原常々草」

つじ-だんぎ [3] 【辻談義】🔗🔉

つじ-だんぎ [3] 【辻談義】 説経師などが,辻に立って仏法を説くこと。

つじ-つま [0] 【辻褄】🔗🔉

つじ-つま [0] 【辻褄】 一貫すべき物事の筋道。「収支の―を合わせる」

――が合・う🔗🔉

――が合・う 前後がきちんと合って,筋道が通る。「話の―・わない」

つじ-どう ―ダウ [0] 【辻堂】🔗🔉

つじ-どう ―ダウ [0] 【辻堂】 四つ辻や道端に建ててある小さな仏堂。

つじ-どり 【辻捕り・辻取り】🔗🔉

つじ-どり 【辻捕り・辻取り】 路上で好きな婦人を捕らえ,妻にしたこと。中世,略奪婚の一種として実際に行われたらしい。「―とは,男もつれず,輿車にも乗らぬ女房の,みめよき,わが目にかかるを取る事/御伽草子・物臭太郎」

つじ-のう [2][0] 【辻能】🔗🔉

つじ-のう [2][0] 【辻能】 道端に小屋掛けして興行する能楽。

つじ-ばしゃ [0] 【辻馬車】🔗🔉

つじ-ばしゃ [0] 【辻馬車】 道端で客待ちをする馬車。ヨーロッパで中世から近世にかけて行われ,日本には明治になって導入された。

つじ-ばなし [3] 【辻噺】🔗🔉

つじ-ばなし [3] 【辻噺】 寺社の境内や盛り場に立ち,または小屋掛けをして,笑話(シヨウワ)などを聞かせ,銭を得たこと。また,その話。露(ツユ)の五郎兵衛が元祖とされる。 →露の五郎兵衛

つじ-ばん [0][2] 【辻番】🔗🔉

つじ-ばん [0][2] 【辻番】 (1)江戸時代,江戸市中の辻々に幕府や大名・旗本が自警のために設けた番所。町方で維持したものは自身番といった。1629年辻斬り防止のため設置したのに始まる。辻番所。 (2)「辻番人」に同じ。

つじばん-ひばち [5] 【辻番火鉢】🔗🔉

つじばん-ひばち [5] 【辻番火鉢】 〔辻番がよく用いたところから〕 行火(アンカ)の一種。小火鉢を横向きの小箱に入れたもの。

つじ-ばんしょ [0][3] 【辻番所】🔗🔉

つじ-ばんしょ [0][3] 【辻番所】 「辻番{(1)}」に同じ。

つじ-ばんづけ [3] 【辻番付】🔗🔉

つじ-ばんづけ [3] 【辻番付】 歌舞伎の番付の一。興行の宣伝のため,演目・配役などを記した一枚摺(ズ)りのもの。ひいき先などに配り,市中の辻々に貼り出した。配り番付。櫓下(ヤグラシタ)番付。

大辞林 ページ 149723