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つつ-や・く 【囁く】 (動カ四)🔗🔉

つつ-や・く 【囁く】 (動カ四) 「つつめく(囁)」に同じ。「そそやき―・きつつ…と,とかく議定して/愚管 5」

つつ-やみ 【惣闇】🔗🔉

つつ-やみ 【惣闇】 まっ暗やみ。つつくら。「―にて笑ふ笑ふ道のあしきをよろぼひおはするほどに/落窪 1」

つづら [0] 【葛・葛籠】🔗🔉

つづら [0] 【葛・葛籠】 (1)ツヅラフジのつるを編んで作った,衣服などを入れる蓋(フタ)付きのかご。のちには竹やひのきの薄片で網代(アジロ)に編み,上に紙を貼って柿渋・漆などを塗ったものも作られるようになった。《葛籠》 (2)ツヅラフジなど,山野に生えるつる性の植物。《葛》「上野(カミツケノ)安蘇山―野を広み/万葉 3434」 (3)襲(カサネ)の色目の名。表は青黒色,裏は淡青色。《葛》 葛(1) [図]

つづら-うま [3] 【葛籠馬】🔗🔉

つづら-うま [3] 【葛籠馬】 江戸時代,つづらを背にした馬。その上に人を乗せたり,また,荷物を運んだりした。「かざりたてたる―をひきながら/滑稽本・膝栗毛 5」

つづら-えびら [4] 【葛箙】🔗🔉

つづら-えびら [4] 【葛箙】 ツヅラフジで編んだ箙。公卿の私的な随身などが用いた。

つづら-おり ―ヲリ [0] 【葛折(り)・九十九折(り)】🔗🔉

つづら-おり ―ヲリ [0] 【葛折(り)・九十九折(り)】 (1)〔ツヅラのつるのように折れ曲がっている意〕 山道などがはなはだしく曲がりくねっていること。羊腸。 (2)馬術における,馬の乗り方。ジグザグに馬を歩かせるもの。

つづら-がさ [4] 【葛笠】🔗🔉

つづら-がさ [4] 【葛笠】 ツヅラフジで編んだ網代笠(アジロガサ)。近江国水口で産し,一七世紀後半に流行した女物の笠。市女笠(イチメガサ)に似ているが,中のみねがやや低い。「辻のぬけたる―を被き住みなれたるわが宿の名残/浮世草子・織留 2」 葛笠 [図]

つづら-きっつけ [4] 【葛切っ付け】🔗🔉

つづら-きっつけ [4] 【葛切っ付け】 馬具の名。ツヅラフジを編んで作った下鞍(シタグラ)。

大辞林 ページ 149757