つの-むすび [3] 【角結び】 ひもの結び方の一種。こま結びにして，二本の手を角のように出したもの。

つのめ-だ・つ [4] 【角目立つ】 （動タ五［四］） 目にかどを立てる。かどだつ。「親子顔を赤めて―・つ側(ソバ)で/平凡（四迷）」

つのめ-どり [3] 【角目鳥】 チドリ目ウミスズメ科の鳥。全長35センチメートル内外。頭と背は黒，顔と腹は白い。目の上に角状の突起がある。くちばしは大きく縦に平たい。アラスカから千島列島など太平洋北部寒流域に分布。 角目鳥 [図]

つの-も [0] 【角藻】 渦鞭毛藻類ケラチウム属の総称。淡水産・海水産でプランクトン生活をしている。体は単細胞で，何枚もの菱形の殻板に囲まれ，殻板には美しい網目模様がみられる。通常殻板から頂方に一個，後方に三個の長い角状突起を生じることからこの名がある。ツノオビモ。ツノオビムシ。

つの-もじ [0] 【角文字】 「牛の角文字」の略。

つの-もと [0] 【角本・角元】 兜(カブト)の鍬形台(クワガタダイ)の近世における俗称。

つの-や [2] 【角屋】 母屋(オモヤ)から丁字形に突き出して造った別棟。かまどを設けて二・三男が住んだり，また，厩(ウマヤ)などとする。また，そのような造り。角屋造り。 角屋 [図]

つの-ゆみ 【角弓】 弓筈(ユハズ)を角で作った弓。［和名抄］

つのら・す [3] 【募らす】 （動サ五） 募るようにする。募らせる。「一層不安を―・す」

つのり [3] 【募り】 つのること。募集。「十五の時舞の師の―に応じて/舞姫（鴎外）」