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つゆ-かび [2] 【露黴】🔗🔉

つゆ-かび [2] 【露黴】 卵菌類ツユカビ目のかび。諸種の高等植物に寄生し,ベト病と称する病気を起こす害菌として知られる。宿主体内で生長し,葉や気孔から伸びた分岐上に胞子をつける。近縁のニセツユカビではこの胞子から遊走子が出る。有性生殖により卵胞子を形成する。

つゆ-くさ [0][2] 【露草】🔗🔉

つゆ-くさ [0][2] 【露草】 (1)ツユクサ科の一年草。畑や道端などに自生。高さ20センチメートル内外。葉は互生し,広披針形で葉鞘がある。七〜九月,二つ折れになった苞(ホウ)の間から青色の花が次々と咲く。花は一日花で,三個の花弁のうち二個が大きい。古名ツキクサ。青花。藍花。移し草。鎌柄(カマツカ)。帽子花。蛍草(ホタルグサ)。[季]秋。《―のをがめる如き蕾かな/松本たかし》 →大帽子花 (2)露の置いた草。 露草(1) [図]

つゆくさ-いろ [0] 【露草色】🔗🔉

つゆくさ-いろ [0] 【露草色】 露草で染めた青色。花色。つきくさ。

つゆ-ぐもり [3] 【梅雨曇(り)】🔗🔉

つゆ-ぐもり [3] 【梅雨曇(り)】 梅雨どきのすっきりしない曇天。

つゆ-け・し 【露けし】 (形ク)🔗🔉

つゆ-け・し 【露けし】 (形ク) 露にぬれてしっとりしている。和歌で,涙がちである意を込めて用いる。[季]秋。「さらでだに―・きさがののべにきて昔の跡にしほれぬるかな/新古今(哀傷)」 [派生] ――さ(名)

つゆこそでむかしはちじょう ―ムカシハチヂヤウ 【梅雨小袖昔八丈】🔗🔉

つゆこそでむかしはちじょう ―ムカシハチヂヤウ 【梅雨小袖昔八丈】 歌舞伎世話物の一。河竹黙阿弥作。1873年(明治6)東京中村座初演。通称「髪結新三(カミユイシンザ)」。江戸の材木屋白子屋の娘お熊をかどわかす髪結新三の悪党ぶりを描く。

つゆ-さむ [0] 【露寒】🔗🔉

つゆ-さむ [0] 【露寒】 露のおり始める頃の,晩秋のはだ寒さ。[季]秋。《―や高野の坊の廿日月/翁長日ねもす》

つゆ-ざむ [0] 【梅雨寒】🔗🔉

つゆ-ざむ [0] 【梅雨寒】 〔「つゆさむ」とも〕 梅雨の時期に時々訪れる寒さ。梅雨冷え。[季]夏。「―の一日」

つゆ-しぐれ [3] 【露時雨】🔗🔉

つゆ-しぐれ [3] 【露時雨】 時雨が通り過ぎたあとのように,露があたり一面におりること。[季]秋。

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