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つゆ-じも [0] 【露霜】🔗🔉

つゆ-じも [0] 【露霜】 〔古くは「つゆしも」〕 (1)露が凍って霜のようになったもの。水霜。[季]秋。 (2)露と霜。「秋されば置く―にあへずして都の山は色付きぬらむ/万葉 3699」 (3)年月。星霜。「―はあらたまるとも/新古今(仮名序)」

つゆじも-の 【露霜の】 (枕詞)🔗🔉

つゆじも-の 【露霜の】 (枕詞) (1)「秋」にかかる。「―秋さり来れば/万葉 1047」 (2)「消(ケ)」「置く」「過ぐ」などにかかり,それらと同音の「小倉の山」「岡辺」,あるいは「置く」と同義の「降る」と同音の地名「布留」や「古里」などにかかる。「―消なば消ぬべく/万葉 199」「―置きてし来れば/万葉 131」「―をぐらの山に家ゐして/続古今(雑中)」「―ふるさと人の唐衣/続後拾遺(秋下)」「―ふるの山辺は色づきにけり/新葉(秋下)」

つゆ-そば [0] 【汁蕎麦】🔗🔉

つゆ-そば [0] 【汁蕎麦】 熱い汁をかけたそば。かけそば。

つゆ-ぞら [3][0] 【梅雨空】🔗🔉

つゆ-ぞら [3][0] 【梅雨空】 梅雨の時期の空一面を雨雲がおおっている空模様。[季]夏。

つゆ-たけ [2] 【梅雨葺】🔗🔉

つゆ-たけ [2] 【梅雨葺】 〔「つゆだけ」とも〕 梅雨の頃に生えるきのこ類の総称。食用にならない。[季]夏。

つゆ-ちり 【露塵】🔗🔉

つゆ-ちり 【露塵】 ■一■ (名) (1)露や塵。 (2)きわめてわずかなこと。「―のこともゆかしがり,きかまほしうして/枕草子 28」 (3)露や塵のように価値のないもの。「命は―とも思はぬが/咄本・昨日は今日」 ■二■ (副) (下に打ち消しの語を伴って)つゆほども。少しも。全く。「まどふ人に,―物取らせむの心なし/宇津保(忠こそ)」

つゆ-どき [0] 【梅雨時】🔗🔉

つゆ-どき [0] 【梅雨時】 梅雨の時候。梅雨期。梅雨の頃。

つゆ-の-いのち 【露の命】🔗🔉

つゆ-の-いのち 【露の命】 露のように消えやすい命。はかない命。露命(ロメイ)。露の身。「ありさりて後も逢はむと思へこそ―も継ぎつつ渡れ/万葉 3933」

大辞林 ページ 149828