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つれ-な・い [3] (形)[文]ク つれな・し🔗🔉

つれ-な・い [3] (形)[文]ク つれな・し □一□人の気持ちを思いやろうとしない。思いやりがない。冷淡だ。無情だ。「―・く断る」「―・い仕打ち」「―・い人」 □二□ (1)そしらぬ顔をしている。よそよそしい。平然としている。「―・き顔なれど,女の思ふこと,いといみじきことなりけるを/大和 149」 (2)思うにまかせない。意のままにならない。「しかも―・く過ぐるよはひか/古今(雑上)」 (3)変化を示さない。もとのままだ。「あかあかと日は―・くも秋の風(芭蕉)/奥の細道」「雪の山―・くて年もかへりぬ/枕草子 87」 (4)恥知らずだ。あつかましい。「恥ある者は討ち死にし,―・き者は落ちぞゆく/平家 8」 〔「連れ無し」で,関係がないさまを表すのが原義。古くは□二□(3)のように自然現象に対しても用いられた。平安時代には□一□の意でも用いられ,次第に対人関係における冷淡さを意味することが多くなった〕 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

つれ-なし🔗🔉

つれ-なし そしらぬふり。平気なそぶり。「泣かざりつるは,―をつくりけるにこそと/堤中納言(はいずみ)」

つれなし-がお ―ガホ 【つれなし顔】🔗🔉

つれなし-がお ―ガホ 【つれなし顔】 そしらぬ顔。「一日は―をなむ/源氏(若菜上)」

つれな・し (形ク)🔗🔉

つれな・し (形ク) ⇒つれない

つれ-びき [0] 【連(れ)弾き】🔗🔉

つれ-びき [0] 【連(れ)弾き】 琴・三味線などを二人以上で奏すること。連奏。添え弾き。 →連弾(レンダン)

つれ-びと [0] 【連(れ)人】🔗🔉

つれ-びと [0] 【連(れ)人】 連れ立っている人。同伴者。つれ。

つれ-ぶき [0] 【連(れ)吹き】🔗🔉

つれ-ぶき [0] 【連(れ)吹き】 笛や尺八などを二人以上で合奏すること。「―の笛竹,息の哀れや/浮世草子・五人女 5」

つれ-ぶし [0] 【連(れ)節】🔗🔉

つれ-ぶし [0] 【連(れ)節】 複数の人間が同じ節を声を合わせてうたうこと。

つれ-へいけ 【連れ平家】🔗🔉

つれ-へいけ 【連れ平家】 平曲を二人以上で語ること。「真都(シンイチ)と覚都検校と,二人―を歌けるに/太平記 21」

大辞林 ページ 149863