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とき [2] 【鬨・鯨波】🔗🔉

とき [2] 【鬨・鯨波】 合戦で,士気を鼓舞するために多人数の者が同時に発する叫び声。戦闘のはじめ,大将が「えいえい」と叫ぶと部下一同が「おう」と答えた。ときの声。

――をあわ・せる🔗🔉

――をあわ・せる 敵の鬨の声に応じて,味方が鬨の声をあげる。「三百余騎にて,鬨をぞ合はせける/平家(八・長門本)」

――をつく・る🔗🔉

――をつく・る 鬨の声をあげる。「敵(カタキ)平等院にと見てんげれば,―・ること三箇度/平家 4」

とき 【土岐】🔗🔉

とき 【土岐】 岐阜県南部の市。東濃地方にある美濃焼の中心地の一。食器を多く生産。

とき 【土岐】🔗🔉

とき 【土岐】 姓氏の一。美濃国守護。清和源氏頼光流。美濃国土岐郡土岐郷より起こる。戦国末,頼芸は斎藤道三に逐われ没落。

とき-ぜんまろ 【土岐善麿】🔗🔉

とき-ぜんまろ 【土岐善麿】 (1885-1980) 歌人・国文学者。東京生まれ。号,哀果など。早大卒。社会に目を向けた生活派の歌人として活躍。また,ローマ字運動の中心的存在。歌集「NAKIWARAI」「黄昏に」「春野」,評論「田安宗武」など。

とき-よりとお ―ヨリトホ 【土岐頼遠】🔗🔉

とき-よりとお ―ヨリトホ 【土岐頼遠】 (?-1342) 南北朝時代の武将。足利直義に従い,南朝勢を破って活躍,美濃国守護に任じた。1342年光厳上皇の行列に矢を射て斬首された。

とき-よりやす 【土岐頼康】🔗🔉

とき-よりやす 【土岐頼康】 (1318-1387) 南北朝時代の武将。叔父の頼遠が斬られたあと,家督を継ぎ美濃国守護。足利尊氏・義詮に従って活躍,尾張・伊勢国守護をも兼ねる有力守護となった。

大辞林 ページ 150561