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と-や (連語)🔗🔉

と-や (連語) 〔格助詞「と」に係助詞「や」の付いたもの〕 (1)「と」によって示される事柄に対する疑問の意を表す。…というのか。…というのであろうか。「春霞たなびく山のさくら花うつろはむ―色かはり行く/古今(春下)」 (2)文末に用いて,{(1)}と同じ意を表す。「帰り去りにけりとなむ語り伝へたる―/今昔 1」 (3)文末に用いて,問い返しの意を表す。…というのだな。近世の用法。「奥様には三味線をなされます―/歌舞伎・好色伝授」

――あらん🔗🔉

――あらん ああだろうか。「―かくやあらん(=アアダロウカ,コウダロウカ)と思い迷う」

どや [2]🔗🔉

どや [2] 〔「やど」をひっくり返した語〕 (1)宿屋・簡易旅館をいう隠語。 (2)私娼窟。淫売宿。「―のかかあねごとたてられる/柳多留 11」

とや-いり [0] 【鳥屋入り】🔗🔉

とや-いり [0] 【鳥屋入り】 ⇒鳥屋籠(トヤゴモ)り

どや-がい [2] 【どや街】🔗🔉

どや-がい [2] 【どや街】 日雇い労務者などが利用する簡易旅館の多数集まっている地域。

とや-がえ・る ―ガヘル 【鳥屋返る】 (動ラ四)🔗🔉

とや-がえ・る ―ガヘル 【鳥屋返る】 (動ラ四) 夏の末,鳥屋にいるタカの羽が抜けかわる。とかえる。「―・る鷹のを山の玉椿霜をばふとも色はかはらじ/新古今(賀)」

とや-かく [1] (副)🔗🔉

とや-かく [1] (副) 〔「とやかくや」の転〕 なんのかの。いろいろ。あれやこれや。「―言われる筋合いはない」 〔「兎や角」とも書く〕

とやかく-や (副)🔗🔉

とやかく-や (副) ああしようか,こうしようか。なんのかの。「来し方行先の事うちおぼえ,―とはかばかしう悟る人もなし/源氏(明石)」

とや-がけ [0] 【鳥屋掛け】🔗🔉

とや-がけ [0] 【鳥屋掛け】 鳥小屋をかけること。また,その鳥小屋。

ど-やき [3][0] 【土焼(き)】🔗🔉

ど-やき [3][0] 【土焼(き)】 吸水性のある土器・陶器。すやき。つちやき。

大辞林 ページ 150826