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なかむら-かんざぶろう ―カンザブラウ 【中村勘三郎】🔗🔉

なかむら-かんざぶろう ―カンザブラウ 【中村勘三郎】 歌舞伎俳優。 (1)(初世)(1598-1658) 京都の人。1624年江戸中橋南地に猿若座(のち中村座)をひらき,江戸歌舞伎の祖といわれる。屋号,柏屋。 (2)(一七世)(1909-1988) 三世中村歌六の四男。屋号,中村屋。初世中村吉右衛門の弟。六代目菊五郎の女婿。岳父の芸風をしたい,世話物に独特な愛嬌(アイキヨウ)をもつ演技を見せ人気が高かった。

なかむら-がんじろう ―ガンヂラウ 【中村鴈治郎】🔗🔉

なかむら-がんじろう ―ガンヂラウ 【中村鴈治郎】 歌舞伎俳優。屋号,成駒屋。 (1)(初世)(1860-1935) 明治から昭和期に活躍。大阪の人。三世中村翫雀の子。容貌・風姿にすぐれ,上方和事に長じた。 (2)(二世)(1902-1983) 初世の二男。初世の芸風を継ぎ,上方和事にすぐれ,また女方にも長じた。

なかむら-きちえもん ―キチモン 【中村吉右衛門】🔗🔉

なかむら-きちえもん ―キチモン 【中村吉右衛門】 (初世)(1886-1954) 明治から昭和期の歌舞伎俳優。屋号,播磨屋。東京生まれ。三世中村歌六の長男。口跡にすぐれた。立ち役,特に時代物に古格の演技を見せ,六世尾上菊五郎と菊吉時代を現出した。

なかむら-きちぞう ―キチザウ 【中村吉蔵】🔗🔉

なかむら-きちぞう ―キチザウ 【中村吉蔵】 (1877-1941) 劇作家・演劇学者。島根県生まれ。欧米に留学し,近代劇の影響を受けて帰国,新社会劇を発表。芸術座に参加,母校早大で演劇史を講じた。代表作「井伊大老の死」「獅子に喰われる女」「日本戯曲技巧論」

なかむら-きよお ―キヨヲ 【中村精男】🔗🔉

なかむら-きよお ―キヨヲ 【中村精男】 (1855-1930) 気象学者。山口県生まれ。中央気象台長。気象事業の整備や科学的な気象学の育成に尽力。東京物理講習所(のちの東京物理学校)設立に携わり,理科教育にも貢献。

なかむら-くさたお ―クサタヲ 【中村草田男】🔗🔉

なかむら-くさたお ―クサタヲ 【中村草田男】 (1901-1983) 俳人。中国アモイ生まれ。本名,清一郎。ホトトギス同人。人間探求派として知られ,「万緑」を創刊,主宰。句集「長子」「火の島」「万緑」「銀河依然」ほか。

大辞林 ページ 151087