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ながら-に 【乍らに】 (連語)🔗🔉

ながら-に 【乍らに】 (連語) 〔接続助詞「ながら」に断定の助動詞「なり」の連用形「に」の付いたもの〕 (1)ある状態のままである意を表す。…のまま。「敷きかへずありし―草枕塵のみぞゐるはらふ人なみ/大和 140」 (2)「全部」「すべて」などの意を表す。「咲く花は千ぐさ―あだなれどたれかは春を怨みはてたる/古今(春下)」

ながら-も 【乍らも】 (連語)🔗🔉

ながら-も 【乍らも】 (連語) 〔接続助詞「ながら」に係助詞「も」の付いたもの〕 (1)二つの動作・作用が並行して行われることを表す。…しつつも。「山道を登り―,いろいろと考え事をしていた」「疑ひ―念仏すれば往生す/徒然 39」 (2)上の事柄と下の事柄とが矛盾する関係にある意を表す。…にもかかわらず。「狭い―楽しいわが家」「我が子―悪源太は能くかけつる者かな/平治(中)」

なからい ナカラヒ 【中らひ】🔗🔉

なからい ナカラヒ 【中らひ】 (1)人と人との関係や間柄。 (2)一族。血統。「この弁の君も,されば御―もいとやむごとなし/大鏡(頼忠)」

なからい ナカラ 【半井】🔗🔉

なからい ナカラ 【半井】 姓氏の一。

なからい-とうすい ナカラタウスイ 【半井桃水】🔗🔉

なからい-とうすい ナカラタウスイ 【半井桃水】 (1860-1926) 小説家。対馬の人。本名,冽(キヨシ)。別号菊阿弥など。東京朝日新聞記者。同紙に多くの通俗小説を掲載して好評を博した。樋口一葉の師・恋人として著名。代表作「唖聾子」「胡沙吹く風」「天狗廻状」

大辞林 ページ 151097