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なた-ぼり [0] 【鉈彫(り)】🔗🔉

なた-ぼり [0] 【鉈彫(り)】 (1)表面に丸鑿(マルノミ)の跡を残した木像彫刻。平安時代から鎌倉初期にかけて中部以東の地方で行われた。神奈川県の宝城坊の薬師三尊像など。 (2)鉈で大胆率直に形を彫り出す木彫の技法。アフリカ黒人の彫刻などにみられ,単純素朴・剛直な表現が特徴。

なた-まめ [0] 【鉈豆・刀豆】🔗🔉

なた-まめ [0] 【鉈豆・刀豆】 マメ科のつる性一年草。熱帯アジア原産。江戸初期に渡来。夏,淡紅紫色または白色の花をつける。花後,長さ約25センチメートルの平たい湾曲した豆果を結ぶ。若い豆果は福神漬けなどに用いる。[季]秋。《―の鋭きそりに澄む日かな/川端茅舎》

なたまめ-ギセル [5] 【鉈豆―】🔗🔉

なたまめ-ギセル [5] 【鉈豆―】 ナタマメの莢(サヤ)に似た延べ打ちの平たく短いキセル。

なだま・る 【宥る】 (動ラ四)🔗🔉

なだま・る 【宥る】 (動ラ四) しずまる。和らぐ。「神の忿(イカリ)も忽ちに―・り給ひぬ/太平記 12」

なだ・む 【宥む】 (動マ下二)🔗🔉

なだ・む 【宥む】 (動マ下二) ⇒なだめる

なた-め [0] 【鉈目】🔗🔉

なた-め [0] 【鉈目】 道しるべとして,山中の樹木の幹につけた鉈の打ち込み跡。

なだめ 【灘目】🔗🔉

なだめ 【灘目】 兵庫県,灘地方の旧郷名。

なだめ-ざけ [3] 【灘目酒】🔗🔉

なだめ-ざけ [3] 【灘目酒】 「灘酒(ナダザケ)」に同じ。

なだめ-すか・す [5] 【宥め賺す】 (動サ五[四])🔗🔉

なだめ-すか・す [5] 【宥め賺す】 (動サ五[四]) 機嫌をとったり,おだてたりする。「いやがる子供を―・して,病院へ連れていく」

なだ・める [3] 【宥める】 (動マ下一)[文]マ下二 なだ・む🔗🔉

なだ・める [3] 【宥める】 (動マ下一)[文]マ下二 なだ・む (1)怒りや不満をやわらげて気持ちを穏やかにする。「はやる部下を―・める」「―・めたりすかしたりして子供の機嫌を直す」 (2)罪あるいは罪人に対して,寛大な取り扱いをする。「例あらむにまかせて―・むる事なく厳しう行へ/源氏(乙女)」

なだ-らか [2] (形動)[文]ナリ🔗🔉

なだ-らか [2] (形動)[文]ナリ (1)斜面の傾斜の緩いさま。「―な坂」「―な丘」 (2)物事の進行が順調でつかえないさま。円滑であるさま。「―に話す」「響の灘も―にすぎぬ/源氏(玉鬘)」 (3)物の表面がかどかどしくないさま。平らか。「―なる石,角ある岩など拾ひたてたる中より/宇津保(祭の使)」 (4)性格や行為に角(カド)のないさま。円満。おだやか。「心ばせの―にめやすく,憎みがたかりしことなど/源氏(桐壺)」 (5)ほどよいさま。無難なさま。「ものかしこげに―に修理(スリ)して/枕草子 178」 [派生] ――さ(名)

大辞林 ページ 151161