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なつ-きょうげん ―キヤウゲン [3] 【夏狂言】🔗🔉

なつ-きょうげん ―キヤウゲン [3] 【夏狂言】 江戸時代,歌舞伎で,暑中の休座中,若手俳優らが中心となって行う臨時の興行。夏芝居。土用芝居。

なつ-ぎり [0] 【夏霧】🔗🔉

なつ-ぎり [0] 【夏霧】 夏に立つ霧。夏の霧。

なっく (副)🔗🔉

なっく (副) 予想外に簡単に。意外に早く。「此間取たる魯故地をかへさうかかへすまいかと言て―とりかへいたそ/史記抄 11」

なつ・く [2] 【懐く】🔗🔉

なつ・く [2] 【懐く】 ■一■ (動カ五[四]) 慣れ親しむ。親近感をいだき,近づきなじむ。「彼には後輩の人たちもよく―・いている」「狼は人に―・かない」「―・きにし奈良の都の荒れ行けば/万葉 1048」 [可能] なつける ■二■ (動カ下二) ⇒なつける

なづ・く 【名付く】🔗🔉

なづ・く 【名付く】 ■一■ (動カ四) 名がつく。命名される。「清水寺に参りて出家して真如と―・きけり/平家(四・延慶本)」 ■二■ (動カ下二) ⇒なづける

なつ-くいな ―クヒナ [3] 【夏水鶏】🔗🔉

なつ-くいな ―クヒナ [3] 【夏水鶏】 ヒクイナの別名。

なつ-くさ [0] 【夏草】🔗🔉

なつ-くさ [0] 【夏草】 夏に生い茂る草。[季]夏。《―や兵共がゆめの跡/芭蕉》

なつくさ-の 【夏草の】 (枕詞)🔗🔉

なつくさ-の 【夏草の】 (枕詞) (1)夏草の生える野の意から,地名「野島の崎」にかかる。「―野島の崎に舟近付きぬ/万葉 250」 (2)日に照らされる夏草のようにの意で,「思ひしなゆ」にかかる。「―思ひしなえて偲(シノ)ふらむ/万葉 131」 (3)地名「あひねの浜」にかかる。かかり方未詳。「―あひねの浜の蠣貝(カキガイ)に/古事記(下)」 (4)夏草のようにの意で,「深く」「繁(シゲ)く」などにかかる。「―深くも人の思ほゆるかな/古今(恋四)」「―繁き思ひは/新勅撰(恋二)」

なつ-くず [3] 【夏葛】🔗🔉

なつ-くず [3] 【夏葛】 クズの異名。

なつくず-の 【夏葛の】 (枕詞)🔗🔉

なつくず-の 【夏葛の】 (枕詞) 蔓(ツル)が絶えず伸びひろがることから,「絶えぬ」にかかる。「―絶えぬ使のよどめれば/万葉 649」

なつ-ぐみ [3] 【夏茱萸】🔗🔉

なつ-ぐみ [3] 【夏茱萸】 グミ科の落葉低木。山野に自生し,庭木ともされる。葉は狭卵形で,表面に毛があり,裏面は銀白色。四,五月,葉腋から淡黄色の小花を下垂。液果は楕円形で,夏,赤く熟し,甘酸っぱい。

大辞林 ページ 151167