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な・れる [2] 【慣れる・馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 な・る🔗🔉

な・れる [2] 【慣れる・馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 な・る (1)たびたび経験した結果,当たり前のこととして受けとめるようになる。なれっこになる。「都会での生活に―・れる」「会議の雰囲気に―・れる」「待たされるのには―・れている」 (2)何度も経験してうまくできるようになる。習熟する。「料理も―・れれば手際よくなる」「―・れた手つき」「―・れない仕事で疲れた」 (3)接触する機会が多く,心理的な隔たり・距離感がなくなる。(ア)人に親しみをもつようになる。「生徒はようやく新しい先生に―・れてきた」(イ)獣・鳥などが人に対して警戒心や敵愾心(テキガイシン)をもたなくなる。「野生の動物はなかなか人に―・れない」 (4)体になじんで具合がよくなる。「足に―・れた靴」 (5)動詞の連用形や名詞の下に付いて,何度も経験して具合がよくなる意を表す。「履き―・れた靴」「書き―・れた万年筆」「旅―・れた人」 (6)なじんで打ち解ける。「唐ごろも着つつ―・れにし妻しあればはるばる来(キ)ぬる旅をしぞ思ふ/伊勢 9」 (7)着物が着古されてよれよれになる。「紐解かず丸寝(マロネ)をすれば我(ア)が着たる衣は―・れぬ/万葉 1787」 〔「慣らす」に対する自動詞〕 [慣用] 習うより慣れよ

な・れる [2] 【狎れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 な・る🔗🔉

な・れる [2] 【狎れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 な・る 〔「慣れる」と同源〕 親しくなりすぎてけじめがない態度になる。なれなれしくなる。「彼の隔無く身近に―・れるを可忌(ウトマ)しと思へば/金色夜叉(紅葉)」

大辞林 ページ 151296