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なわ-とり ナハ― 【縄取り】🔗🔉

なわ-とり ナハ― 【縄取り】 縛った罪人などが逃げないように縄の端を持つこと。また,その人。「大納言殿―に引かへられて中門へ出で給ふ/太平記 13」

なわない ナハナヒ 【縄綯】🔗🔉

なわない ナハナヒ 【縄綯】 狂言の一。博打(バクチ)の賭け物として某家へやられた太郎冠者は,言を左右にして仕事をしないのでもとの家に戻される。太郎冠者は縄をないながら某家の悪口を語りだすが,いつのまにか現れた某家の主に追い回される。緡縄(サシナワ)。

なわ-ぬけ ナハ― [4][0] 【縄脱け】 (名)スル🔗🔉

なわ-ぬけ ナハ― [4][0] 【縄脱け】 (名)スル しばられている罪人などが自分で縄をほどいてぬけ出すこと。また,その人。

なわ-のび ナハ― [0] 【縄延び】🔗🔉

なわ-のび ナハ― [0] 【縄延び】 江戸時代,間縄(ケンナワ)などが検地に際して延びること。その結果,土地の実際の面積が測量面積より広いこと。竿(サオ)延び。

なわ-のり ナハ― 【縄海苔】🔗🔉

なわ-のり ナハ― 【縄海苔】 ひも状の海藻。ウミソウメンかという。「わたつみの沖に生ひたる―の/万葉 3080」

なわのり-の ナハ― 【縄海苔の】 (枕詞)🔗🔉

なわのり-の ナハ― 【縄海苔の】 (枕詞) 縄海苔の切れやすいことから男女の間の比喩として,「引けば絶ゆ」にかかる。「―引けば絶ゆとや/万葉 3302」

なわ-のれん ナハ― [3] 【縄暖簾】🔗🔉

なわ-のれん ナハ― [3] 【縄暖簾】 (1)縄を幾筋も結び垂らして作ったのれん。 (2)〔多く(1)を下げていることから〕 居酒屋,一膳飯屋などをいう語。

なわ-ばしご ナハ― [3] 【縄梯子】🔗🔉

なわ-ばしご ナハ― [3] 【縄梯子】 縄で作ったはしご。一端に鈎(カギ)をつけ高いところにかけて用いる。縄梯(ジヨウテイ)。

なわ-ばり ナハ― [0] 【縄張(り)】🔗🔉

なわ-ばり ナハ― [0] 【縄張(り)】 (1)縄を張りめぐらして境界を定めること。特に,建物などを建てるとき,敷地に縄を張って建物の位置を定めること。縄打ち。 (2)城の曲輪(クルワ)・堀・石垣などの配置。また,配置を定めること。経始(ケイシ)。「総曲輪の―」 (3)博徒(バクト)・暴力団などの親分の勢力範囲。「暴力団の―争い」 (4)ある者の勢力範囲。領分。「人の―を荒らす」 (5)動物の個体・集団などが捕食・生殖などのため,他の個体や集団の侵入を許さない占有区域。テリトリー。

大辞林 ページ 151300