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けむ (連語)🔗🔉

けむ (連語) 〔完了の助動詞「ぬ」の連用形「に」に推量の助動詞「けむ」の付いたもの。「にけん」とも〕 過去の事柄,すでに完了した事柄に対する推量の意を表す。…た(の)だろう。…てしまっただろう。「いづくには鳴きもし―けむほととぎす我家(ワギエ)の里に今日のみそ鳴く/万葉 1488」「行くへも知らぬ大海の原にこそおはしまし―けめ/源氏(蜻蛉)」

ニゲラ [1] (ラテン) Nigella🔗🔉

ニゲラ [1] (ラテン) Nigella クロタネソウの別名。

けらし (連語)🔗🔉

けらし (連語) 〔完了の助動詞「ぬ」の連用形「に」に過去推量を表す語である「けらし」の付いたもの〕 すでに完了した事柄についての推量を表す。…てしまったらしい。…てしまったようだ。「夕されば小倉の山に鳴く鹿は今夜(コヨイ)は鳴かず寝ね―けらしも/万葉 1511」「桜花咲き―けらしもあしひきの山のかひより見ゆる白雲/古今(春上)」

けり (連語)🔗🔉

けり (連語) 〔完了の助動詞「ぬ」の連用形「に」に過去の助動詞「けり」の付いたもの〕 すでに済んでしまった事柄について,その事実にあらたに気づいたことを表す。詠嘆の気持ちを伴うことが多い。…してしまった。…てしまったことだなあ。「花の色はうつり―けりないたづらに我が身世にふるながめせしまに/古今(春下)」「一生このことにて暮れ―けりと,つたなく見ゆ/徒然 168」

に・げる [2] 【逃げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 に・ぐ🔗🔉

に・げる [2] 【逃げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 に・ぐ (1)つかまらないように走って去る。「―・げる犯人を追いかける」 (2)危険な状態や具合の悪い状態から抜け出す。「籠から小鳥が―・げる」「鎖をひきちぎって犬が―・げる」「太子已に―・げたりと思ひて備なし/日本書紀(履中訓)」 (3)面倒なことに近づかないようにする。関係することを避ける。「役員を―・げた」「―・げては通れない問題」 (4)スポーツなどで,先行を保って追いこされないようにする。「二点リードしたまま―・げる」 (5)正しい方向・状態からずれる。「熱が―・げる」「腰が―・げている」 〔「にがす」に対する自動詞〕

大辞林 ページ 151401