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にゃ (連語)🔗⭐🔉
にゃ (連語)
〔格助詞「に」に係助詞「は」の付いた「には」の転。話し言葉でのくだけた言い方。「にゃあ」の形でも用いられる〕
には。「あいつ―まったく困ったよ」「今度の事にゃあすっかり参ってしまった」
に-や (連語)🔗⭐🔉
に-や (連語)
〔断定の助動詞「なり」の連用形「に」に係助詞「や」の付いたもの〕
(1)(後にくる「あらむ」などの語と呼応して)断定することに対しての疑問または反語の意を表す。「大納言南海の浜に吹き寄せられたる―あらむと思ひて/竹取」「雪の山,まことの越の―あらむと見えて,消えげもなし/枕草子 87」
(2)(後にくる「あらむ」などの語を省略した形で)(ア)(文末に用いて)疑問の意を表す。「尋常(ヨノツネ)ならぬさまなれども,人にいとはれず,よろづ許されけり。徳の至れりける―/徒然 60」(イ)(文中の挿入句に用いて)断定することを避けて,疑いを残す意を表す。「ことし元禄二とせ―,奥羽長途の行脚只かりそめに思ひたちて/奥の細道」
に-や (連語)🔗⭐🔉
に-や (連語)
〔格助詞「に」に係助詞「や」の付いたもの〕
格助詞「に」で示されるものに関して,疑問または反語の意を表す。「立ちしなふ君が姿を忘れずは世の限り―恋ひ渡りなむ/万葉 4441」「夢―見ゆらむと,そらおそろしく/源氏(帚木)」
大辞林 ページ 151535。